Progress LoadMaster の脆弱性 CVE-2024-7591 (CVSS:10) が FIX:直ちにパッチ適用を!

CVE-2024-7591 (CVSS 10): Critical Vulnerability Discovered in Progress LoadMaster

2024/09/05 SecurityOnline — Progress が発表したセキュリティ・アドバイザリは、ADC (Application Delivery Controller)/ロードバランサー LoadMaster の脆弱性 CVE-2024-7591 (CVSS:10) に関するものである。この脆弱性の悪用に成功した未認証のリモート攻撃者は、LoadMaster の管理インターフェイスを通じて、任意のシステム・コマンドを実行する機会を手にする。

LoadMaster とは

高性能な ADC/ロードバランサー である LoadMaster は、重要なアプリや Web サイトの可用性/スケーラビリティ/パフォーマンス/セキュリティなどを保証するよう設計され、業界を問うことなく広く利用されている。しかし、先日に発見された脆弱性により、パッチ適用を怠るバージョンを使用するユーザーには、重大なセキュリティ・リスクが生じることになる。

脆弱性 CVE-2024-7591 について

この脆弱性は不適切な入力検証に起因するものであり、悪用に成功した攻撃者は、LoadMaster の管理インターフェイスを標的として細工された、HTTP リクエストを介して OS コマンドの注入が可能になる。この欠陥により、攻撃者は認証を必要とすることなく、基盤となる OS 上でコマンドの実行を可能にする。現時点において、悪用の報告は確認されていないが、この問題は極めて重大なものであり。そのため、Progress は全ての顧客に対して、速やかにシステムにパッチを適用するよう強く促している。

脆弱性 CVE-2024-7591 は、以下の製品とバージョンに影響をおよぼす:

  • LoadMaster 7.2.60.0 以下
  • Multi-Tenant Hypervisor 7.1.35.11 以下

この脆弱性は、Multi-Tenant LoadMaster (LoadMaster MT) に対して、具体的にはインスタンス化された個々の LoadMaster VNF/MT hypervisor/Manager Node に対しても影響を及ぼす。これらのコンポーネントに速やかにパッチを適用し、潜在的な悪用を防ぐ必要がある。

緩和策とパッチ

Progress がリリースしたアドオン・パッケージは、ユーザー入力のサニタイズにより任意のコマンド実行を防ぐことで、脆弱性 CVE-2024-7591 に対処するものだ。このパッケージはダウンロードが可能であり、LoadMaster の全バージョンに適用できる。

パッチに関しては、LoadMaster の UI 上の [System Configuration > System Administration > Update Software] からインストールできる。

上記のパッケージは、以下のリンクからダウンロードできる:

Progress は、積極的な悪用の報告は受けていないと述べている。しかし、この脆弱性は極めて重大なものであり、パッチ適用が遅れた組織には、深刻なセキュリティ・リスクが生じる可能性がある。IT 管理者とセキュリティ・チームは、以下の対応を速やかに取るべきである:

  • 影響を受ける全てのシステムに対して、ただちにアドオン・パッチを適用する。
  • 全ての LoadMaster システムに対して、最新のセキュリティ修正パッチを適用する。
  • ネットワーク・トラフィックを監視し、悪用の試みの兆候である異常な動きの有無を確認する。

上記のパッチ適用などに加えて、重要インフラの継続的な安全性を確保するために推奨されるのは、定期的なセキュリティ監査と脆弱性の評価の実施である。