Chrome の Safety Check がアップグレード:より安全な Web サイト閲覧のために

New Chrome Features Protect Users Against Threats, Provide More Control Over Personal Data

2024/09/12 SecurityWeek — Google が発表したは Chrome の新しい機能セットは、インターネット閲覧中のユーザーの保護を強化し、データに対する制御の強化を目的とするものだ。今日の Google によると、この新たな機能セットにより、バックグラウンドで自動的に実行される、プロアクティブな保護機能である Safety Check がアップグレードされている。さらに、ユーザーがアクセスしなくなった Web サイトの権限の取り消しや、不要と思われる通知にフラグ付けする通知などもサポートされるという。


それらに加えて、対処が必要なセキュリティ上の問題についてユーザーに通知し、Google Safe Browsing が欺瞞的であると特定したサイトからの、通知に関する権限を自動的に取り消すという。

デスクトップ版 Chrome の Safety Check は、インストールされているエクステンションにセキュリティ上の脅威の可能性がある場合にユーザーに通知し、エクステンション・ページへと移動して、問題のあるソフトウェアの削除を促す。

Google は、「これまでどおり、Safety Check は、最新のセキュリティ・ パッチが適用されていることを確認し、パスワードに潜在的なセキュリティ・リスクがないいことの確認に役立つ。また、Google Safe Browsing の保護を有効化するオプションも提供し、希望する保護レベルを選択できるようにしている」と述べている。

Pixel デバイスでは、Chrome は通知画面の “Unsubscribe” ボタンを介して、不要な Web サイト通知のオプトアウトを容易にする。

数多くの Android デバイスに導入される予定の機能により、すでに Pixel デバイスでの通知量が 35% も削減されていると、Google は述べている。

Android/Destop の Chrome ユーザーに対して提供される、もう 1 つの新機能は、訪問した Web サイトと共有されるデータに対する制御の提供である。

ユーザーは、訪問した Web サイトに対して1回限りの特定の権限を付与し、その Web サイトを離れると直ぐに、その権限は Chrome により取り消される。 Google によると、この機能により、そのサイトに対してユーザーが改めて権限を付与するまで、サイト側による権限の使用は不可能になる。

Google は、「これらの Chrome の新機能により、引き続き安全なブラウジング・エクスペリエンスを実現し、インターネットの閲覧方法を、さらに制御できる」と述べている。