VMware HCX の深刻な SQLi の脆弱性 CVE-2024-38814 が FIX:ただちにアップデートを!

VMware fixes high-severity SQL injection flaw CVE-2024-38814 in HCX

2024/10/17 SecurityAffairs — VMWare が公表したのは、HCX アプリケーション・モビリティ・プラットフォームに存在する、リモート・コード実行の脆弱性 CVE-2024-38814 (CVSS:8.8) に関する警告である。管理者権限を持たなくても、認証済みユーザーでありさえすれば、細工された SQL クエリを介して脆弱性 CVE-2024-38814 を悪用し、HCX マネージャーで許可されていないリモート・コード実行を達成する可能性を得る。

この、HCX における認証済みの SQL インジェクションの脆弱性は、Summoning Team (@SummoningTeam) の Sina Kheirkhah (@SinSinology) が、Trend Micro Zero Day Initiative (ZDI) を通じて VMware に非公開で報告したものである。

VMware が公開したアドバイザリには、「HCX における認証済み SQL インジェクションの脆弱性が、当社に対して非公開で報告された。すでに、この脆弱性を修正するためのアップデートが提供されており、影響を受ける VMware 製品でのリスクを低減できる。管理者権限を持たなくても、悪意の認証済みユーザーであれば、特別に細工された SQL クエリを入力し、HCX マネージャーでは許可されていないリモート・コード実行を、達成する可能性を手にする」と記されている。

VMware HCX (Hybrid Cloud Extension) は、データセンターとクラウドの間における、ワークロードの移行/再調整/継続を簡素化するために設計された、ワークロード・モビリティ・プラットフォームである。それにより、ユーザー組織は、オンプレミス環境とクラウド・インフラ間で、アプリケーションと仮想マシンをシームレスに移動し、ダウンタイムも回避できる。

脆弱性 CVE-2024-38814 は、HCX プラットフォームの複数バージョンに影響を及ぼし、その中には 4.8.x/4.9.x/4.10.x も含まれる。すでに、バージョン 4.8.3/4.9.2/4.10.1 がリリースされ、この脆弱性は修正されている。