Gmail の新機能 メール・エイリアス:スパム対策に有効な使い捨てメアドとは?

Gmail’s New Shielded Email Feature Lets Users Create Aliases for Email Privacy

2024/11/18 TheHackerNews — Google が準備している Shielded Email という新機能は、オンライン・サービスなどにユーザーがサインアップする際に、メール・エイリアスを作成してスパム対策を強化するというものだ。先週 のことだが、Android Authority から、この機能についての初めて報告があった。

このアイデアは、関連するプライマリ・アカウントにメッセージを転送する。一意の使い捨てメール・アドレスを作成することにある。それにより、オンラインにおけるフォームへの記入や、新たなサービスの登録において、実際のメール・アドレスを提供する必要がなくなるという。

このメール・エイリアスのアイデアは、プライバシーを向上させるためのものだが、新しいものでもない。2021年に Apple は、Hide My Email と呼ばれる同様の機能を導入している。それにより、iCloud+ のサブスクライバーは、ランダムな使い捨てメール・アドレスを生成できるようになった。また、この機能は、メール・アドレスが必要な Safari/Mail/Apple Pay で、新しいメール・アドレスを設定する第にも使用できる。

Bitwarden や DuckDuckGo などのプロバイダーも、同様の機能をリリースしている。注目すべきは、以前において Google は、オンラインまたはアプリ内でユーザーが、支払いを行う際に用いる仮想カード番号を作成する機能を展開していたが、現時点では、米国の対象カードのみに限定されている点だ。

Google Shielded Email

すでに Google は、Android System Key Verifier という新しいアプリをリリースしているが、今回の開発は、それを受けるかたちで行われている。このアプリは、Apple の iMessage Contact Key Verification と同様に、暗号化キーと QR コードを使用するユーザーが、実際に意図した相手とチャットしていることを確認するためのものであり、さらにセキュリティが強化される。

Google は Play Store の説明で、「Android Key Verifier システム・サービスにより、開発者は End-to-End 暗号化キーの保存が可能となり、アプリが通信時に正しいキーを使用していることを、ユーザーは確認できる」と 述べている。