Mongoose の脆弱性 CVE-2025-23061 (CVSS:9.0) が FIX: 直ちにアップデートを!

CVE-2025-2306 (CVSS 9.0): Mongoose Flaw Leaves Millions of Downloads Exposed to Search Injection

2025/01/19 SecurityOnline — 人気の MongoDB オブジェクト・モデリング・ツール Mongoose に、新たな脆弱性が発見された。それにより、検索インジェクション攻撃の影響が、何百万ものユーザーに及ぶ可能性が生じている。この脆弱性 CVE-2025-23061 (CVSS:9.0) は、Mongoose のバージョン 8.9.5 未満の影響を及ぼす。この脆弱性は、populate() マッチングと、ネストされた $where フィルタの不適切な処理に起因しており、攻撃者に対して、検索結果の操作と、機密データへ不正アクセスが許されるという。

Mongoose は、Node.js/Deno 用の人気ライブラリであり、スキーマベースのモデリング/ビルトインの検証/クエリ構築などの機能により、MongoDB データベースとのインタラクションを簡素化するよう設計されている。毎週ごとに 270万回もダウンロードされており、無数のアプリケーションが依存する、重要なライブラリである。

この問題は、$where 演算子の不適切な使用に対処した、以前の脆弱性 CVE-2024-53900 にへの不完全な修正の結果として発生している。$where 演算子は、MongoDB クエリで任意の JavaScript コードを実行できるため、悪意のコードを挿入してデータベースの整合性を損なおうとする攻撃者にとって、格好の標的となってしまう。

Mongoose は、この脆弱性をバージョン 8.9.5 で修正している。ユーザーに対して強く推奨されるのは、検索インジェクション攻撃のリスクを軽減するために、最新バージョンにアップグレードすることである。npm パッケージは、毎週 100 万件以上ダウンロードされているため、この脆弱性の潜在的な影響は甚大である。