Okta のセキュリティ・コンフィグ:見落とせない6つの重要項目とは?

Don’t Overlook These 6 Critical Okta Security Configurations

2025/02/10 TheHackerNews — 18,000 社を超える顧客を抱える Okta は、世界中の組織における ID のガバナンスとセキュリティの要となっている。しかし、この知名度の高さから Okta は、貴重な企業の ID/アプリケーション/機密データへのアクセスを求める、サイバー犯罪者たちの主要ターゲットにされている。先日にも Okta は、同社のサポート担当者になりすまし、フィッシング・ソーシャル・エンジニアリングを仕掛ける試みの増加を、顧客に警告している

Okta は ID インフラの重要部分であるため、そのセキュリティ強化は不可欠である。この記事では、適格なスタート地点となる、6つの主要な Okta セキュリティ設定と、Okta のセキュリティ体制を継続的に監視することで、ID リスクやミスコンフィグ回避していく方法について説明する。


すべてのセキュリティ担当者が監視すべき、6つの重要な Okta セキュリティ・コンフィグについて見ていこう:

1:パスワード・ポリシー

強力なパスワード・ポリシーは、あらゆる ID セキュリティ態勢の基礎となる。Okta を使用する管理者は、以下のような強力なパスワード要件を適用できる:

  • 最小の長さと複雑さの要件
  • パスワード履歴と年齢制限
  • 簡単に推測できるパスワードを防ぐための一般的なパスワード・チェック

Okta でパスワード要件をコンフィグする場合には、Okta Admin Console で Security > Authentication > Password Settings へと移動する。

2:フィッシング耐性のある 2FA の適用

ますます巧妙化するフィッシング攻撃に対抗するため、Okta アカウントに対して、フィッシング耐性のある 2FA 実装することは有効であり、特に特権管理者アカウントにとっては重要となる。以下のような各種の認証方法が、Okta ではサポートされている:

  • WebAuthn/FIDO2 セキュリティ・キー
  • 生体認証
  • デバイス・トラストによる Okta Verify

MFA 要素をコンフィグする場合には、Security > Multifactor > Factor Enrollment > Edit > Set へと移動し、要素に対して required/optional/disabled を設定する。

また、すべての管理コンソール・ユーザーに対して、MFA を適用する際には、この Okta ヘルプ・ドキュメントを参照してほしい。

3:Okta ThreatInsight

Okta ThreatInsight は、機械学習を活用して、疑わしい認証試行を検出/阻止するものだ。この機能には、以下の要素が含まれる:

  • 悪意のある IP アドレスを識別/阻止
  • クレデンシャル・スタッフィング攻撃の防止
  • アカウント乗っ取りのリスクを軽減

この機能をコンフィグする場合には、Security > General > Okta ThreatInsight settings へ移動し、ThreatInsight を有効化する。詳細については、この Okta ヘルプ・ドキュメントを参照してほしい。

4:管理セッションへの ASN Binding

このセキュリティ機能は、管理セッションを特定の Autonomous System Numbers (ASN) にバインドすることで、セッション・ハイジャックを防止するものだ。有効化すると、以下が適用される:

  • 管理者セッションは、認証時に使用されたオリジナルの ASN に関連付けられる
  • 異なる ASN からのセッション試行はブロックされる
  • 不正な管理者アクセスのリスクが大幅に軽減される

コンフィグの方法は、Access Security > General > Admin Session Settings へと移動し、ASN Binding を有効化する。

5:セッション有効期間設定

セッション有効期間を適切にコンフィグすると、放棄されたセッションやハイジャックされたセッションによる、不正アクセスのリスクを最小限に抑えられる。実装を検討してほしい:

  • 高い権限を持つアカウントのセッション・タイムアウトを短く設定
  • リスク・レベルに基づく最大セッション時間の設定
  • 一定期間において非アクティブになった場合の自動的なセッションの終

コンフィグの方法は、Security > Authentication > Session Settings へと移動し、session lifetime パラメータを調整する。

6:ビヘイビア・ルール

Okta のビヘイビア・ルールは、セキュリティ強化のために、次の方式を提供する:

  • 異常なユーザー動作パターンの検出
  • 疑わしいアクティビティが検出されたときの追加の認証手順のトリガー
  • 潜在的なセキュリティ脅威に対するカスタマイズされたレスポンスの許可

コンフィグの方法は、Access Security > Behavior Detection Rules へと移動し、ビヘイビア・ベースのセキュリティ・ポリシーを設定/カスタマイズする。

SSPM (SaaS Security Posture Management) が提供するものは?

Okta は、セキュリティ監視とポスチャの推奨事項を提供する HealthInsight を提供し、強力な Okta セキュリティのユーザーによる維持を支援していく。ただし、組織が成長するにつれて、SaaS インフラス全体での最適なセキュリティ維持は、複雑さを増していく。そこで価値を発揮するのが、SSPM (SaaS Security Posture Management) である。

  • Okta などの重要な SaaS アプリのセキュリティ・コンフィグを継続的に集中監視し、不整合やベスト・プラクティス逸脱を検出する。
  • ユーザー権限とアクセス・パターンを自動的に評価して、潜在的なセキュリティ・リスクを特定する。
  • マーケット・プレイス・アプリ/API キー/サービス・アカウント/OAuth 付与などにより、重要な SaaS のアプリとデータにアクセスするための、NHI (non-human identities) よるアプリ間の統合を検出する。
  • 組織のセキュリティ態勢に影響を与える可能性のある、セキュリティ・コンフィグの変更に関するリアルタイム・アラートを提供する。
  • セキュリティ制御のための合理化されたコンプライアンスのレポートとドキュメント。

SSPM ソリューションにより、以下のような一般的な Okta セキュリティ・ミスコンフィグを自動的に検出できる。

  • 業界標準を満たさない脆弱なパスワード・ポリシー。
  • 無効課された多要素認証設定と、不適切にコンフィグされた多要素認証設定。
  • 過剰な管理者権限または、使用されない管理者アカウント。
  • アカウントを脆弱にするセッション・タイムアウトのミスコンフィグ

高度な SSPM 機能を備えた、堅牢な SaaS セキュリティ/ガバナンス・ソリューションを実装する組織は、Okta のセキュリティ体制などを取り込んだ、重要な SaaS インフラを継続的に把握し、発生した問題を迅速に修復できる。セキュリティに対する、このプロアクティブなアプローチにより、潜在的な侵害を未然に防ぎ、セキュリティ・コンフィグを最適な状態に保てる。

Okta の設定ミスは、重大なセキュリティ・インシデントにつながる可能性があります。本記事のポイントを参考に、組織の環境に合わせた最適なセキュリティ対策を講じましょう。よろしければ、Okta で検索も、ご参照下さい。