Dell PowerStore T の脆弱性群が FIX:きわめて危険な認証情報ハードコード

Critical Dell PowerStore T Vulnerability Allows Full System Compromise

2025/05/29 gbhackers — Dell Technologies が公表したのは、製品セキュリティへの継続的な取り組みの一環としての、PowerStore T ファミリー向けの重要なアップデートのリリースである。攻撃者に悪用されると、システムへの侵入を許す可能性のある一連の脆弱性が、このアップデートで修正されている。このアップデートの詳細は、アドバイザリ DSA-2025-223 で説明されているが、一連の脆弱性には影響度が高いものが含まれており、すべての PowerStore T ユーザーには、早急な対応が強く求められる。

複数の脆弱性:技術概要

このセキュリティ・アップデートは、PowerStore T エコシステムにおける、サードパーティおよび自社に起因する脆弱性群に対処している。

特に、脆弱性 CVE-2025-36572 は、PowerStore イメージ・ファイル内にハードコードされた、認証情報の使用に関係するものだ。

この脆弱性により、リモートアクセスが可能な低権限の攻撃者であっても、ハードコードされた認証情報さえ知っていれば、不正アクセスを達成し、機密性の高いシステム・リソースを危険にさらす可能性を手にする。

技術詳細:

  • CVE-2025-36572:ハードコードされた認証情報の問題
  • CVSS ベース・スコア:6.5
  • ベクター:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
  • 概要:リモートの攻撃者が、ハードコードされたアカウント権限を用いてシステムにアクセスし、標準的な認証制御を回避する可能性を得る。

このアップデートでは、Dell 独自の脆弱性に加えて、bind-utils/glib2/kernel/libsoup/libtasn1/libxml2/OpenSSL/rsync/xen などのパッケージに影響を与える、広範なサードパーティ・コンポーネントの脆弱性も修正されている。

これらの脆弱性の悪用の影響は、権限昇格や情報漏洩から、サービス拒否やリモートコード実行にいたるまでの多岐にわたる。

CVE テーブルの概要
ComponentCVEs AddressedSeverity/Impact
kernelCVE-2021-47589, CVE-2024-49991, CVE-2022-49023, … (full list in advisory)High (varied impacts)
OpenSSLCVE-2024-13176High (potential RCE)
rsyncCVE-2024-12085, CVE-2024-12087, CVE-2024-12747, CVE-2024-12088, CVE-2024-12086Medium to High
libsoupCVE-2024-52530, CVE-2024-52532, CVE-2024-52531Medium
ProprietaryCVE-2025-36572High (unauthorized access)
影響と修正の緊急性

前述のとおり、これらの脆弱性の中で、特に CVE-2025-36572 は、攻撃者の認証の回避を許し、環境内での権限昇格の可能性を引き起こすため、重大なリスクをもたらす。Dell は深刻度を High と評価しており、この脆弱性の悪用により、不正アクセス/データ漏洩/ストレージ運用の中断などにいたる可能性があることを強調している。

すべてのユーザーに対して Dell が強く推奨するのは、PowerStore Tシステムを最新バージョンへと速やかにアップデートし、これらのリスクを軽減することだ。

影響を受ける製品と修正手順

一連の脆弱性が影響を及ぼす範囲は、以下の PowerStore T モデル/バージョンである、速やかなアップデートが必要となる。

ProductAffected VersionsRemediated Version
PowerStore 500T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 1000T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 1200T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 3000T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 3200Q< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 3200T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 5000T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 5200T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 7000T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 9000T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later
PowerStore 9200T< 4.0.1.3-24941474.0.1.3-2494147 or later

修正手順:

  • Dell の公式サポート・ポータルから、使用中の PowerStore T モデルに対応する、最新のファームウェア (バージョン 4.0.1.3-2494147 以降) をダウンロードしてインストールする。
  • Dell のセキュリティ・アドバイザリを確認して、推奨されている追加の緩和策を適用する。

Dell のPowerStore T シリーズに深刻な脆弱性が見つり、ハードコードされた認証情報が問題になっているようです。悪用されると不正アクセスのリスクがあるため、影響を受けるユーザーは速やかにアップデートすると安心のはずです。Dell の修正ファームウェアを適用し、今のうちに対処しておくとよさそうですね。よろしければ、Dell で検索も、ご参照ください。