Arsen による AI 搭載の音声詐欺シミュレーター:組織全体の Vishing 対策強化を支援

Arsen Launches AI-Powered Vishing Simulation to Help Organizations Combat Voice Phishing at Scale

2025/06/13 hackread — ソーシャル・エンジニアリングに対抗する、サイバー・セキュリティのスタートアップ企業 Arsen が発表したのは、Vishing  をシミュレーションするためのモジュールのリリースである。この製品は、従業員の訓練を目的とした AI ベースのトレーニング・ツールであり、増加傾向にある Vishing (voice phishing)  に対抗するために、最先端の技術を用いるものでもある。このモジュールは、IT サポート・デスクを装うソーシャル・エンジニアリング攻撃などを、AI 生成の音声と適応型の対話システムを用いて、現実的でスケーラブルな音声ベースでシミュレートする。

音声ベースのソーシャル・エンジニアリングの台頭に対抗

近年におけるサイバー犯罪者たちの手口は、電話を使った認証情報の窃取や初期侵入へと移行しており、ユーザー企業にとって必要な対策は、メールに関するトレーニングから、音声によるトレーニングへと広がっている。Arsen の Vishing Simulation は、企業から露出するリスクを特定する一方で、従業員による冷静かつ安全な対応を支援する。

従来のレッドチーム演習や、事前に録音された Vishing 攻撃演習とは異なり、Arsen のシミュレーションでは AI が活用され、それぞれのコールで以下のことが可能になる:

  • 従業員の応答に対する動的な適応
  • 台本のないリアルな対話による、反対意見や躊躇への対応
  • 攻撃者による現実的なプレッシャーを、各種の言語やアクセントを用いてシミュレート

Arsen の CEO である Thomas Le Coz は、「当社の AI フィッシング・プラットフォームは、最先端のテクノロジーを活用し、VIP に焦点を当てるだけではなく、攻撃に直面するすべての従業員をトレーニングするものだ。AI を活用する善意の人々が、次世代の攻撃に対抗するための、準備を整える時が来た」と述べている。

現実的で、スケーラブルで、カスタマイズ可能

Arsen の AI 音声エンジンは、感情のニュアンス/多言語/アクセントなどを認識する音声を提供し、安全性や倫理を損なうことなく、実際の攻撃者の手法を再現するための、カスタマイズ・オプションも備えている。

このモジュールは、Arsen のソーシャル・エンジニアリング訓練プラットフォームへの、追加オプションとして提供されるものだ。さらに、単独での利用も可能であり、既存のライセンス契約に対するバンドルも可能だという。

セキュリティ・チームによる大規模なトレーニングを実現

高度なリアリズムと自動化が導入された、音声フィッシング・シミュレーションにより、セキュリティ・チーム/CISO/コンプライアンス責任者/リスク・マネージャーは、以下のような効果を得られる:

  • 経営幹部だけではなく、電話回線を持つすべての従業員にトレーニングを行う。
  • Vishing 脅威に対する組織のレジリエンスを数値化する。
  • 操作的な音声ベースの攻撃に対処することで、反射神経と意識を養う。

Arsen の初期導入企業は、シミュレーションのリアリティとインタラクティブ性を高く評価し、実際の攻撃と見分けがつかないと称賛しているという。

Vishing Simulation モジュールについて詳しく知りたい場合や、デモを予約したい場合には、https://arsen.co/en を参照してほしい。

Arsen について

Arsen は、ソーシャル・エンジニアリング攻撃の防御に特化した、サイバー・セキュリティ企業である。同社の SaaS プラットフォームは、ユーザー組織における演習として、高度なフィッシング/Vishing/複合型ソーシャル・エンジニアリング・シミュレーションなどに対応し、現実の世界でのレジリエンス構築を支援している。