Microsoft Warns of OneDrive Bug that Causes Searches to Appear Blank
2025/06/21 CyberSecurityNews — Microsoft が認めたのは、OneDrive のパーソナル・アカウントに発生した深刻なバグの存在である。このバグにより、検索結果が空白になり、クラウド・ストレージ内に存在するファイルを見つけられなくなる。現時点において Microsoft は、この問題を積極的に調査しているが、一部のユーザーに影響が出ているとし、修正の見込み時期は明らかにしていない。

概要
- OneDrive のバグにより、一部のユーザーの検索結果が空白になるが、ファイルへのアクセスは可能である。
- 現時点の Microsoft は調査を継続しているが、修正方法や回避策は見つかっていない。
- その他の問題として、ショートカット・エラー/サインインの問題/言語の不一致などが生じている。
- BT Broadband ユーザーが OneDrive にアクセスする際には、Web Protect の無効化が必要になる場合がある。
影響を受ける検索機能
主な問題は、ユーザー・アカウントに保存されているはずのファイルに対して、OneDrive の検索機能が結果を返さないことにある。検索できないファイルは存在し、直接のナビゲートによりアクセスできるが、検索しようとしても表示されない。
それにより、OneDrive の検索機能を利用して、ドキュメント/メディア・ファイルを素早く探し出している企業/個人のワークフローに重大な支障が生じている。
Microsoft は、この問題について調査中であり、問題の全容を解明するために、サポート・チームが取り組んでいることを述べている。
残念ながら、現時点で回避策は存在しないようだ。したがって、影響を受けているユーザーは、ファイル・ツリーを手動で参照し、必要なドキュメントを見つける他に手立てはない。
いま、OneDrive ユーザーを悩ませている問題は、この検索バグだけではない。Microsoft は、クラウド・ストレージ・サービスの機能に影響を与える、いくつかの他の問題も特定している。
一部のユーザーに生じているのは、OneDrive の共有フォルダのショートカットが、実際のフォルダではなく、インターネット・ショートカット (.url ファイル) として誤って表示されるという問題である。
これらのショートカットをユーザーが開こうとすると、Web ページへとリダイレクトされてしまい、目的のフォルダ・コンテンツにアクセスできず、再度サインインを求められる場合があるという。
もう一つは、共有ファイル/フォルダへのリンクをクリックした際に、サインインできないという問題である。 Microsoft が推奨するのは、共有リンクをクリックする前の “onedrive.com” へのサインインであり、それにより、この認証エラーの問題は回避できるとしている。
言語表示と接続の問題
Microsoft は、Personal Vault フォルダに影響を与えるバグも確認している。OneDrive と PC の言語設定が一致していないと、このバグにより、テキストが誤った言語で表示される。
すでに Microsoft は、この問題に対する修正プログラムのデプロイメントを開始している。また、Microsoft アカウント・プロファイルの言語設定と PC の設定の調整や、Personal Vault フォルダ名の変更による言語設定の同期といった、即時性の高い回避策も提供している。
さらに、英国の BT Broadband ユーザーに関しては、BT Web Protect により同サービスへのアクセスがブロックされているため、OneDrive に接続できないという問題が発生している。
この、BT ID でログインする際のネットワーク・レベルでの制限は、BT Broadband/BT Wi-Fi ネットワークに接続された、すべてのデバイスに影響する。推奨される解決策は、ユーザーの BT アカウントのセキュリティ設定で、BT Web Protect を無効化することだ。
Microsoft の対応とユーザーへの影響
これらの問題がユーザーに影響を与えていることを、Microsoft は重く受け止めており、緊急性を持って問題の解決に取り組んでいることを強調している。
Microsoft が優先事項としているのは、検索機能のバグの FIX である。ファイル検索が不能なことが、ユーザーの生産性を根本的に阻害していると、同社は認識している。
OneDrive に、同時多発的に複数の問題が発生したことで、このプラットフォームへの信頼性が揺らいでいる。数多くのユーザー組織にとって、リモートワークとクラウドベースのコラボレーションは依然として不可欠である。それにより、さらに懸念が高まっていく。
Microsoft は、新たな情報が入手でき次第、アドバイザリを更新すると約束しているが、具体的な修正スケジュールが示されていないため、一部のユーザーは現状に不満を抱いている。
この OneDrive の検索バグは、クラウドに依存する数多くのユーザーにとって悩ましいものです。それ加えて、ショートカットや言語表示などに問題が発生しているようであり、このままでは、Microsoft の品質管理体制に疑問が生じてしまいます。よろしければ、OneDrive で検索も、ご参照ください。
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