Cronos が開催する賞金総額 $42,000 のハッカソン:資産移動の安全性/拡張性を AI により高める

Cronos Kicks Off $42K Global Hackathon Focused on AI-Powered On-Chain Payments

2025/11/27 hackread — Cronos が開始したのは、AI 統合型のブロックチェーン決済の推進を目的とした、賞金総額 $42,000 のグローバル・チャレンジ x402 PayTech Hackathon である。世界中の開発者が、エージェント・ベースの決済技術や、Crypto.com AI エージェント SDK、そして Cronos と Crypto.com エコシステム全体を活用するツールやアプリケーションの開発に参加できる。

この新しい取り組みは、機関投資家向けのトークン提供と、AI 駆動型金融の基盤となる Cronos の長期計画に沿ったものである。このネットワークが達成したものには、ガス料金の 10% 削減という産業界への貢献や、ネットワークにおける1日あたりの取引量 400% の増加、ブロック・タイムの高速化 (現在1秒未満) などがある。これらの変化により、Cronos は高性能な AI ネイティブ・アプリケーションを構築するための強力なプラットフォームとしての地位を確立している。

ハッカソン参加者は、自動化されたトランザクション・フロー/AI を活用するスマート・ウォレットの動作/現実世界の資産との統合や、エージェント・ロジックをサポートする開発ツールなどを自由に試すことができる。Cronos と Crypto.com のインフラへのフル・アクセスにより、開発者は従来の金融と分散型プロトコルを橋渡しするソリューションを開発し、世界中の数百万人のユーザーにリーチすることが可能になる。

今日から DoraHacks での登録が開始され、12月上旬から 1月下旬までの間が構築フェーズという予定である。

Head of Cronos Labs である Mirko Zhao は、「このハッカソンは、AI エージェントがデータ処理だけでなく、価値の移動も行えるようになったらどうなるかを試す場だ。最近のアップグレードと新しい開発者フレームワークのおかげで、チームは真の AI ネイティブ・アプリケーションを実現するために必要なツールを手に入れた。どのような成果が生まれるのか、とても楽しみである」と述べている。

参加する開発者は、成長を続けるリソース・ライブラリにアクセスできる。具体的には、ワークショップ/ライブ・オフィス・アワー/技術ドキュメントなどに加えて、 Cronos EVM や x402 のプログラマブル・ペイメントなどが用意されている。

また、優秀なチームに対してハッカソン終了後も、助成金/インキュベーション/Cronos エコシステム内でのコラボレーションといった、さらなるサポートを受ける可能性がある。

Cronos Labs について

Crypto.com に支援される Cronos は、500 社を超える開発者やパートナーにより支えられているブロックチェーン・プラットフォームである。現時点で 1億5000万人以上のユーザーにサービスを提供しており、トークン化された資産へのアクセス性/安全性/拡張性を高める DeFi インフラの構築に注力している。

Cronos エコシステムは、以下の 3 つのネットワークで構成されている。

  • Cronos EVM:Cosmos SDK を使用して構築された Ethereum 互換チェーン
  • Cronos POS:決済と NFT に最適化された Cosmos ベースのネットワーク
  • Cronos zkEVM:ゼロ知識証明により保護される高速 Ethereum レイヤー2

$6 billion 以上のユーザー資産と、1億件以上のトランザクション処理実績を誇る Cronos は、ブロックチェーン・エコシステムの Top-15 にランクインしている。ネットワーク上の取引手数料は、ネイティブ・トークンである $CRO で支払われる。

プロジェクトのアクセラレーター部門である Cronos Labs は、DeFi/GameFi/AI 開発における初期段階のプロジェクト支援に注力している。

詳しくは cronos.org を参照されたい。また、X での @cronos_chain フォローもしてほしい。