Livewire Filemanager の脆弱性 CVE-2025-14894:Web アプリへの RCE 攻撃の恐れ

Livewire Filemanager Vulnerability Exposes Web Applications to RCE Attacks

2026/01/19 CyberSecurityNews — Livewire Filemanager で発見されたのは、Laravel Web アプリケーションで利用されるファイル管理コンポーネントに影響を及ぼす、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-14894 である。この脆弱性は、脆弱性ノート VU#650657 が割り当てられており、未認証の攻撃者に対して脆弱なサーバ上での任意のコード実行を許すものである。

脆弱性 CVE-2025-14894 は、LivewireFilemanagerComponent.php コンポーネントにおける不適切なファイル検証に起因する。それにより Filemanager は、ファイルタイプ/MIME タイプに対する十分な検証を強制できず、Web インターフェイスを通じた悪意の PHP ファイルの直接アップロードが可能になってしまう。最終的に、標準的な Laravel セットアップ・プロセスにおいて php artisan storage:link コマンドが実行されている場合に、 アップロードされたファイルが公開されている “/storage/” ディレクトリ経由で実行可能となる。

CVE IDTracking IDPublication DateSeverity
CVE-2025-14894VU#650657January 16, 2026High

このベンダーのセキュリティ・ドキュメントでは、ファイルタイプ検証が意図的にスコープ・アウトされており、その検証責任は導入開発者側に委ねられている。ただし、このツールのアーキテクチャ自体が、追加の保護措置なしにアップロードされたファイルを直接実行可能な形で公開している点に、より深刻な問題がある。

悪用に成功した攻撃者は、Web サーバ・ユーザーの権限でリモート・コード実行 (RCE) を獲得する。 その結果として、Web サーバプロセスがアクセス可能なすべてのファイルに対する、無制限の読み取り/書き込みを含む、包括的なシステム侵害が可能となる。

さらに攻撃者は、横展開を行い、接続されたシステム/インフラを侵害できる。 この攻撃は認証を必要とせず、Livewire Filemanager のアップロード・インターフェイスを通じて PHP Web シェルをアプリケーションにアップロードし、その後に /storage/ URL 経由で当該ファイルにアクセスするだけで、リモートからの実行が可能になる。

影響を受けるプラットフォームと状況

今回の情報が公開された時点において、ベンダーである Bee Interactive は脆弱性 CVE-2025-14894 を認識していない。CERT/CC が推奨するのは、”php artisan storage:link” の実行について確認し、実行されている場合には Web 配信機能を削除するなどの、即時の防御措置を講じることだ。

EntityStatus
Bee InteractiveUnknown
LaravelUnknown
Laravel SwissUnknown

Livewire Filemanager を使用している組織は、Livewire の機能とは独立して、アプリケーション・レベルでのファイル・アップロード制限を直ちに実装すべきである。具体的には、安全なファイル・タイプのみに限定するための、厳格な許可リストに基づくポリシーの導入/包括的な MIME タイプ検証の適用などが必要になる。

また、アップロードされたファイルは、Web アクセス可能なディレクトリ外に保存すべきであり、運用上 Web 配信が不要な場合には、公開ストレージ・リンクを無効化することが求められる。