Oracle WebLogic の脆弱性 CVE-2026-21962 が FIX:深刻なインフラ露出の可能性

Critical Oracle WebLogic Server Proxy Vulnerability Lets Attackers Compromise the Server

2026/01/21 CyberSecurityNews — Oracle が公開したのは、Fusion Middleware スイートに影響を及ぼす、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2026-21962 に関する情報である。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Oracle HTTP Server および Oracle WebLogic Server Proxy Plug-in である。この脆弱性は、CVSS 3.1 ベース・スコア 10.0 と評価され、Critical に分類されている。これらのプロキシ・コンポーネントを使用しているエンタープライズ環境において、即時性の高い脅威が発生している。

この脆弱性は、Apache HTTP Server および Microsoft IIS 向けの WebLogic Server Proxy Plug-in が、受信リクエストを処理する方式に起因する。この欠陥はプロキシ層に存在し、未認証のリモート攻撃により重要インフラが露出する可能性があるが、悪用においてユーザー操作は必要とされない。

Oracle WebLogic Server Proxy Plug-in の脆弱性

この脆弱性の特徴は、攻撃の複雑性が低く、きわめて大きな影響が生じるところにある。HTTP 経由でネットワーク・アクセス可能な未認証の攻撃者は、この欠陥を悪用することで、セキュリティ制御を完全に回避できる。

前述のとおり、この問題が影響を及ぼす範囲は、Oracle HTTP Server および WebLogic Server Proxy Plug-in である。これらの製品は、通常では DMZ に配置され、バックエンドの WebLogic クラスターへのリクエストを転送する目的で使用されている。

Oracle が公開した情報によると、この脆弱性により、重要なデータへの不正アクセスが可能となる。さらに、Oracle HTTP Server からアクセス可能なデータに対しては、作成/削除/変更といった操作が可能になるため、攻撃者による整合性の操作が引き起こされ、情報の改竄に至る恐れがある。

この脆弱性の CVSS ベクターにおいて注目すべきは、”Scope Change (S:C)” である。この脆弱性自体は Proxy Plug-in 内に存在するが、悪用が成功した場合には、プラグインの範囲を超えてリソースやコンポーネントに影響を及ぼし、バックエンドの WebLogic 環境へのピボットとなり得る可能性を示している。

CVSS ベクター上では、可用性への影響は無しとされているが、機密性および整合性が完全に失われるため、サーバは侵害された状態になり得る。

影響を受けるバージョンおよびコンポーネント

管理者にとって必要なことは、自身の環境を直ちに確認することである。この脆弱性は、Oracle Fusion Middleware コンポーネントである、WebLogic Server Proxy Plug-in for Apache HTTP Server および WebLogic Server Proxy Plug-in for IIS に影響を及ぼす。

このエクスプロイトの影響を受けるサポート対象バージョンは、以下の通りである。

  • Oracle HTTP Server/Proxy Plug-in:12.2.1.4.0/14.1.1.0.0/14.1.2.0.0
  • WebLogic Server Proxy Plug-in for IIS:12.2.1.4.0 のみ

悪用の容易さと、リスクにさらされるデータの重要性を踏まえる必要がある。ユーザー組織は、Oracle の Critical Patch Update (CPU) で提供されているパッチを直ちに適用すべきである。

迅速なパッチ適用が困難な場合にセキュリティ・チームが検討すべきは、影響を受ける HTTP ポートへのネットワーク・アクセスを、信頼済み IP アドレスのみに制限することだ。ただし、この対応は、正当な Web トラフィックを阻害する可能性がある。