Microsoft の Copilot 縮小:新たなエンタープライズ・ポリシー によりアンインストールに対応

Microsoft Releases Enterprise Policy Option to Disable Windows 11 Copilot

2026/04/27 gbhackers — Microsoft が導入した新たなエンタープライズ・ポリシー設定により、管理対象 Windows 11 デバイスからの Microsoft Copilot アプリのサイレント・アンインストールが可能になった。この 2026年4月23日付けのアナウンスメントにより、組織全体で AI ツール配備を制御する方法に大きな変化が生じている。新しい RemoveMicrosoftCopilotApp ポリシー設定は、2026年4月 Patch Tuesday セキュリティ 更新後に利用可能となっている。

このポリシーは、Policy CSP (Configuration Service Provider) と Group Policy として提供される。そのため Microsoft Intune や System Center Configuration Manager (SCCM) などのエンタープライズ管理ツールと互換性を持つことになる。

Group Policy Editor におけるパスは以下である:

User Configuration > Administrative Templates > Windows AI > Remove Microsoft Copilot App

対象は Windows 11 Pro/Enterprise/Education SKU のみであり、Home Edition は対象外となる。

無効化のためのエンタープライズ・ポリシー・オプション

Microsoft は、RemoveMicrosoftCopilotApp ポリシーを厳格な適用条件で設計し、運用への影響の最小化を図っている。

このポリシーは、以下の 3 条件全体が満たされた場合のみ、アンインストールを実行する:

  • 同一デバイスに Microsoft 365 Copilot がインストールされている
  • ユーザーによる Copilot のインストールが行われていない (OEM/イメージ/テナント配布によるプロビジョニング)
  • 過去 28 日間にユーザーが Copilot を起動していない

この保守的な設計により、有償 Microsoft 365 サブスクライバーが利用する、AI ツールの誤削除が防止される。

この対応の背景にあるのは、Windows 11 における過剰な AI 機能に対する、エンタープライズ側の圧力およびユーザー反発の増大である。

2026 年の初頭から、Microsoft は OS への Copilot 統合を段階的に縮小している。それに加えて、Notepad や Snipping Tool などの組み込みアプリから、Copilot ブランドを削除している。

現在の戦略における AI 機能の位置づけは、必須のコンポーネントではなく、ユーザーによる制御が可能なオプション機能となっている。

このポリシーは、2026年1月の Windows Insider 向け Build 26220.7535 (KB5072046) で登場し、その後に一般への提供に至った。

管理者が注意すべき制約は、将来の Windows 更新/OEM 配布/テナントプロビジョニングにより、Copilot アプリが再導入される可能性である。したがって、恒久的に除外するためには、継続的ポリシー適用またはブロック制御が必要となる。

なお、ユーザー自身が Microsoft Store から手動で再インストールする場合には、このポリシーは適用されない。本ポリシーは、プロビジョニングされたインスタンスのみを対象とする。

より厳格な全社的 Copilot 排除を求める組織は、PowerShell による削除スクリプトや、追加の MDM コンフィグ・プロファイルを併用する必要がある。