JetBrains IntelliJ IDEA と TeamCity の複数の脆弱性が FIX:任意のコード実行などの恐れ

JetBrains Fixes Critical IntelliJ IDEA Code Execution Flaw and Four TeamCity Vulnerabilities

2026/07/24 CyberSecurityNews — JetBrains がリリースしたのは、IntelliJ IDEA に存在する深刻なコード実行の脆弱性と、TeamCity に存在する 4 件の高深刻度の脆弱性に対処するためのセキュリティ更新である。開発チームと CI 管理者に求められるのは、これらのパッチを直ちに適用して、潜在的なリモート攻撃を防ぐことである。JetBrains が公開したのは、IntelliJ IDEA と TeamCity などの IDE およびサーバ製品全体にまたがる、複数の問題を詳述するセキュリティ・アドバイザリである。その中には、Critical または High 深刻度に分類される複数の問題が含まれている。

これらの修正は、IntelliJ IDEA バージョン 2026.1.4/2026.2 および TeamCity バージョン 2026.1.2/2025.11.6 で対処されている。ユーザーに推奨されるのは、これらのバージョン以降へとアップグレードし、特定された脆弱性に完全に対処することだ。

JetBrains が重大な脆弱性を修正

IntelliJ IDEA の深刻な脆弱性 CVE-2026-59792 は、project workspace ID の処理に関連するものだ。この欠陥を突く攻撃者は、workspace ID 処理中のパス・トラバーサルを通じてコード実行が可能になる。

なお、これとは別に、filename completion における高リスクのコマンド・インジェクション脆弱性 CVE-2026-49366 と、guest account に影響するコマンド実行の脆弱性 CVE-2026-49367 についても、JetBrains はIntelliJ IDEA 2026.1.1 で既にパッチを適用済みである。project content または guest session に対して攻撃者が影響を与えるケースにおいて、これら 2 件の脆弱性により任意のコマンド実行が可能になる。

このアドバイザリは、IntelliJ IDEA の Remote Development における複数の深刻な弱点もカバーしている。その中には、Remote Development セッション中の不正な入力注入の脆弱性 CVE-2026-64812 と、不正な設定変更の脆弱性 CVE-2026-64813 が含まれる。

それらに関連する別の高深刻度の脆弱性 CVE-2026-64814 は、同じ Remote Development コンテキスト内での不正なファイル・アクセスを可能にする。それにより、SSH 経由または共有環境で IDE バックエンドを公開しているチームのリスクが大幅に高まる。


CI 側として、JetBrains は TeamCity に存在する 4 件の深刻な脆弱性に対処した。その中には、Git VCS roots における重大なリモートコード実行の脆弱性 CVE-2026-65907 が含まれる。この欠陥を突く攻撃者は、悪意のリポジトリ・コンフィグを通じてコード実行を可能にする。

別の高深刻度の脆弱性 CVE-2026-65906 は、build configuration script における Kotlin DSL sandbox escape を介したコード実行に関係する。それに加えて、脆弱性 CVE-2026-59793/CVE-2026-59794 は、Perforce 統合における任意ファイル・アクセスと、cloud profile data における Stored XSS に関連するものだ。

脆弱性 CVE-2026-65907 (TeamCity Git VCS roots) は CWE-94 (Code Injection) に分類され、細工した Git root 設定を用いる攻撃者に対して、脆弱な TeamCity サーバ上でのリモートコード実行を許すものである。

CVE-2026-65906 (TeamCity Kotlin DSL sandbox escape) と CVE-2026-59793 (Perforce における任意のファイルアクセス) は、侵害された VCS 統合の悪用により、ソース管理からビルド・インフラへのピボットを許すものである。


IntelliJ IDEA においては、深刻な workspace ID パストラバーサルの脆弱性 CVE-2026-59792 が、バージョン 2026.1.4/2026.2 で修正されている。古い 2026.1.x/2025 ブランチを使用しているユーザーはアップグレードする必要がある。


TeamCity においては、脆弱性 CVE-2026-65906/CVE-2026-65907 が、TeamCity バージョン 2026.1.2/2025.11.6 で解決されている。それらは、任意ファイル・アクセスと XSS を引き起こすものだ。


JetBrains がユーザーに推奨するのは、IntelliJ IDEA と TeamCity のパッチ適用済みバージョンへと、速やかにアップグレードすることだ。さらに、セキュリティ・チームは、ユーザーが提供する信頼されていないスクリプトの有無について、ビルド・コンフィグと VCS roots を確認すべきである。

それに加えて、セキュリティを重視するチームは、Kotlin DSL/Git/Perforce roots を定義するユーザーを制限し、project trust prompts を強制し、不審なスクリプト実行や予期しない agent の挙動の有無をビルド・ログで監視すべきである。