Food giant JBS Foods shuts down production after cyberattack
2021/05/31 BleepingComputer — 世界最大の食肉生産企業である JBS Foods は、サイバー攻撃を受けたことで、複数のグローバル拠点での生産を停止せざるを得なくなった。この週末に生じたインシデントは、米国/オーストラリア/カナダを含む、世界中の JBS 生産施設に影響を与えた。
JBS は世界最大の牛肉/鶏肉生産者であり、また、世界第2位の豚肉生産者でもあり、米国/オーストラリア/カナダ/英国などで事業を展開してる。グローバルで 245,000人の従業員が働いており、Swift / Pilgrim’s Pride / Seara / Moy Park / Friboi / Primo / ust Bare などの広範なブランド・ポートフォリオを、6大陸 190カ国の顧客に提供している。
JBS USA は、5月31日にプレスリリースを発表し、が同社のオーストラリアおよび北米のITシステムが、今回の攻撃により影響を受けたことを明らかにした。このインシデントについて JBS は、「5月30日の日曜日に、JBS USA は組織的なサイバー攻撃の標的となり、北米およびオーストラリアの IT システムを支えるサーバーに影響が生じた」と述べている。
同社は直ちに対応し、影響を受けたすべてのシステムを停止し、当局に通知するとともに、同社の IT 専門家および第三者のグローバル・ネットワークを活用して事態の解決に努めたとされています。同社のバックアップ・サーバーは影響を受けておらず、可能な限り早期にシステムを復旧させるために、インシデント・レスポンス会社と積極的に協力しています。また、JBS は、進行中の調査において、顧客/サプライヤー/従業員に関するデータ漏えい証拠は見つかっていないと、付け加えているそうです。