イスラエルの病院を標的にした大規模なサイバー攻撃が発生

For the first time, an Israeli hospital was hit by a major ransomware attack

2021/10/14 SecurityAffairs — イスラエルのハデラにある Hillel Yaffe Medical Center が、ランサムウェア攻撃を受け、同病院のシステムに影響が生じている。地元メディアは、同病院が患者への治療を行うために、代替のシステムを使用していたと報じている。

Jerusalem Post 紙は、「病院の代表者によると、事前の警告なしに攻撃が生じたことで、同病院では患者の治療中に代替システムを使用し、患者の情報を手書きで書き留めている。現在は、緊急性のない選択的な手術を除き、通常通りに運営されている。CT スキャナーや、MRI スキャナーなどの、重要な機器はすべて正常に作動している」と報じている。このサイバー攻撃により、Hillel Yaffe での治療ができなくなった患者は、ネタニヤの Laniado Medical Center に転院される予定である。

イスラエルの National Cyber Directorate である Yigal Unna は、今回のインシデントを大規模な攻撃に分類している。同氏は、ランサムウェア攻撃により、イスラエルの病院のシステムが麻痺したのは初めてのことだと指摘している。イスラエルの Cyber Directorate Agency は、「保健省は予防措置として、複数の病院を再編成している」と発表した。

メディア Maariv によると、今回の攻撃は新たなランサムウェア・グループが仕掛けたものであり、米国の病院も標的にしているようだ。イスラエルの政府/企業は、過去2年間に大量の攻撃を受けており、航空宇宙などの一部の業界の被害が大きかった。

National Cyber Directorate の報告によると、2020年には 119番のホットラインで 11,000件以上の問い合わせを処理しており、2019年に処理した件数よりも約30%多かったとのことだ。

Jerusalem Post 紙によると、National Cyber Directorate は、攻撃にさらされる脆弱性を処理するために、約5,000の事業体に要請を、攻撃の試みや被害に関してい、約1,400の事業体と連絡を取り合っているとのことだ。

7月の下旬に、BlackMatter が病院は狙わないと公言したことで、少し安心しましたが、それは間違いだったようです。最近ですと、「FIN12 ランサムウェアは医療機関を狙う:時間をかけない素早い侵害が特徴」や、「シンガポールの眼科医院 Eye & Retina で発生したランサムウェア攻撃」といったトピックがあります。