NATO サイバー防衛ハブ:ウクライナ/アイスランド/アイルランド/日本が加入

4 Countries Join NATO Cyber Defense Center

2023/05/17 SecurityWeek — CCDCOE (Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence) サイバー・セキュリティ・センターの 15周年記念日に、この発表があった。この、エストニアのタリンに本部を置く組織は、現時点において 39カ国のメンバーで構成されていつが、そこには非 NATO 国である、ウクライナ/アイスランド/アイルランド/日本も含まれる。


CCDCOE の Director である Mart Noorma は、「ウクライナ/アイスランド/アイルランド/日本の加盟に対して感謝している。同じ方向性を持つ国々が、サイバーに関する知識を共有し、サイバー攻撃に体系的に対処する方法を交換することは、喜ばしいことだ。我々の目標は、研究/訓練/演習を通じて協力関係を強化し、この大規模な連合のメリットを享受することだ」と述べている。

NATO サイバー防衛ハブは、技術/戦略/作戦/法律などの分野に焦点を当てた、サイバー防衛の研究/訓練/演習を実施している。

最近の CCDCOE は、年次でのサイバー防衛演習 Locked Shields を実施し、38カ国の代表が参加した。

この演習では、レッドチームがブルーチームと対戦し、大規模な攻撃から国家の情報システムや重要インフラを守ることを任務としている。

NATO 加盟国は、国家が支援する脅威グループに狙われている。各国の政府は、ハッカーが重要インフラに対して、破壊的な攻撃を仕掛けるリスクが常に存在することを認識している。

この件に関しては、すでに 2022/11/07 の「日本の参加が正式に決定:NATO のサイバー機関 CCDCOE への参加を防衛省が公表」で報じられていますが、改めて NATO 側からの発表がったと捉えるべきなのでしょう。NATO に関連する記事としては、以下のものがあります。よろしければ、ご参照ください。

2022/12/06:ロシアンによるウクライナと NATO への攻撃
2022/09/08:NATO の機密文書がダークウェブで販売される
2022/08/29:ダークウェブで販売される MBDA ミサイル機密情報