You can remove Recall from Windows if you do not want it
2024/08/29 ghacks — いま、Microsoft は、物議を醸している AI 機能 Recall の2番目のバージョンを準備している。今回こそは上手くやれると、彼らは目論んでいる。簡単におさらいしよう。この5月に Microsoft は、新しい Copilot + PC を披露した際に、Recall についても公表した。Recall は、Copilot+ PC の主要機能であった。この機能はデフォルトで ON になっており、5秒ごとに画面全体のスクリーン・ショットを撮ってくれる。スクリーンショットを撮らないアプリは、ごく僅かである。その後にユーザーは、Recall 機能を介してコンテンツを操作できる。

振り返ってみよう:Microsoft が Recall を発表したとき
たとえば、あの素敵なショート・パンツを買った Web サイトの名前は何だったかという、自然な質問などに AI が答えてくれる。それは、一部の人にとって便利に聞こえたが、他の人には不気味に聞こえた。
Recall が使用するデータベースが、適切に保護されていなかったことにも問題があった。そして、マルウェアがデータベース全体を乗っ取り、ユーザーの PC でのアクティビティが盗まれるという懸念はリアルなものである。
当時、私が述べたのは、Microsoft は Recall を、オプトインにする必要があるという意見である。つまり、すべてのシステムで、 Recall は直ちにスクリーンショットを撮り始めないようにすべきだと思った。Recall を使用したいユーザーは、それを有効化すればよい。それ以外のユーザーは、そのアクティビティとデータに影響が生じないようにすればよい。
前述の発表から2週間後に、Microsoft は Recall を撤回し、計画の練り直しに入った。同社は、この機能のセキュリティを改善し、他の改善も検討すると発表していた。
そして8月になって Microsoft は、Recall を 10月にリリースすると発表した。今回は、Windows の Development ビルドをバイパスするのではなく、まず Insider ビルドで Recall をリリースするという。この決定により、Windows 11 24H2 機能更新の一部として、Recall はシステムに導入されなくなる。
Recall はオプトインになったのでアンインストールできる
すでに Microsoft は、Recall がオプトイン機能としてリリースされること認めている。Microsoft が、どのようにマーケティングするのかは、現時点では分からないが、これは良い動きである。
そして Deskmodder の仲間たちが、Windows から Recall をアンインストールする方法を発見した。これまでにおいて管理者は、Setting で Recall をブロックするか、機能を無効化するとされていた。
しかし、Windows 11 バージョン 24H2 の更新プログラム KB5041865 では、削除のオプションが追加されている。それは、インストールされたアプリの設定ページではなく、インストールされた機能ウィンドウから行うものとなる。
Start Menu を開いたときに、features と入力すれば、それが直ぐに見つかる。そこには、削除できる機能の1 つとして、Recall がリストされているはずだ。
注記: Deskmodder は EU で運営されている。したがって、現時点においては、他の地域のユーザーが、Windows システムから Recall を削除できるかどうかは不明である。
文中でも指摘されているように、この Recall は物議を醸しまくっている、Windows 上の新たな機能です。なぜ、そこまで? と思ってしまいますが、Microsoft には、それなりの事情があるのでしょう。よろしければ、Recall で検索も、ご利用ください。
それと、この記事を提供している ghacks ですが、つい最近に、ある方から教えて頂いたサイトで、なかなかイイ感じです。SIRT 向けのサーバ・サイドというよりは、誰もが知っておくべきクライアント・サイドのトピックを、軽妙な語り口で伝えてくれます。
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