Google とテキサス州が 14億ドルの罰金で合意:不正な位置追跡と生体認証データの収集

Google Pays $1.375 Billion to Texas Over Unauthorized Tracking and Biometric Data Collection

2025/05/10 TheHackerNews — Google がテキサス州と合意したのは、ユーザーの同意を得ることなく、個人位置情報を追跡し、顔認識データを保持したとして提起された、2件の訴訟を和解するために $1.375 billion を支払うことだ。この支払い額は、他州からの同様の訴訟において、Google が支払った罰金を大きく上回っている。2022年11月に Google は、40州の連合に対して $391 million を支払い、また、2023年12月にはインディアナ州およびワシントン州に $29.5 million を、そして、同年 9月にはカリフォルニア州との和解で $93 million を支払っている。

本訴訟は 2022年に提起されたものであり、位置情報シークレット検索生体認証データに関して、ユーザーの同意を得ずに追跡/収集したこと、さらに位置情報履歴がオフになっている場合でも、ユーザーの所在を追跡していたことが問題だとされた。

テキサス州司法長官 Ken Paxton は声明で、「Google は長年にわたり、自社製品やサービスを通じて、人々の移動、プライベートな検索、さらには声紋や顔の形状に至るまでを密かに追跡していた。今回の $1.375 billion の和解金は、テキサス州民のプライバシーにとって大きな勝利であり、私たちの信頼を裏切った代償を、企業は支払うべきことを示すものだ」と強調した。

その一方で Google が 2024年に発表したのは、Maps のタイムライン・データを、ユーザー・デバイスにローカル保存する計画である。同社は、位置情報履歴設定が有効化されている場合でも、位置情報を自動削除するというプライバシー制御機能も導入している。

今回の支払額は、Meta がテキサス州との和解で支払った、$1.4 billion の罰金と並ぶ規模である。この訴訟で Meta は、数百万人規模の生体認証データを、ユーザーの許可なく違法に収集したと非難された。

今回の和解は、大西洋の両岸における規制当局からが厳格な監視を受ける Google が、独占禁止法上の懸念から一部事業の分割を求められている時期に起こった出来事である。

普段何気なく使っている Google のサービスですが、位置情報履歴をオフにしていてもユーザーの所在が追跡されていたとは、正直驚きました。とても便利なツールではありますが、あまり無防備に使うのは考えものだなと感じてしまいます。よろしければ、以下の関連記事も、Google で検索と併せて、ご参照ください。

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