Windows 11 の Config バグ：更新プロセス停止に対する恒久的な対策とは？

Windows 11 Configuration Bug Freezes Update Scanning Process

2025/06/25 gbhackers — 前日に発見された Windows 11 のバグにより、OS の更新プログラムのスキャン・プロセスが予期せずフリーズするという事態が生じている。それにより、重要な更新プログラムの確認やインストールが不能となり、数多くのユーザーが大きな問題に遭遇している。すでに Microsoft は、この問題をオフィシャルに認めており、世界中の影響を受けるデバイスに対して、修正プログラムを提供している。この、“Scan for Updates” 機能へのレスポンスが失われる問題は、Windows 11 バージョン 24H2 を実行するユーザーに影響をおよぼすものだ。

Microsoft によると、この問題の影響を受けるデバイスは、最新のセキュリティ修正プログラムや機能強化を検出／適用できなくなるため、脅威に対して脆弱な状態になる可能性があるという。

この問題を直ちに解決するために、Microsoft がユーザーに推奨するのは、コンピューターの再起動である。多くの場合、再起動するだけで更新プログラムのスキャン・プロセスは正常に完了する。ただし、この回避策は一時的なものである。

恒久的な解決策として、すべてのユーザーに対して Microsoft が強く推奨するのは、2025年5月の Windows のセキュリティ・アップデートを同時に提供された、累積更新プログラム (KB5058499) または、それ以降のリリースをインストールすることだ。

この KB5058499 に取り込まれた永続的な修正は、Windows Update の設定からアクセスできる。Settings > Windows Update へと移動し、“Get the latest updates as soon as they’re available” トグルを ON にする。さらに、更新プログラムをインストールしてデバイスを再起動した後に、“Check for updates” を選択して、システムが最新の状態にあることを確認してほしい。

Microsoft は、Windows Configuration Update プログラム KB5062324 もリリースしているが、それは、この更新プログラムのスキャンがフリーズする問題を解決するために、特別に設計されたものである。

この更新プログラムは、世界中のデバイスに段階的に展開されているため、一部のユーザーにとっては、待たされる場合もある。それまでの間において、最新のセキュリティと安定性の恩恵を受けるために、デバイスを最新の状態に保つよう、Microsoft は強調している。

なお、Microsoft は、更新プログラム KB5062324／KB5058499 に関連する既知の問題は、現在のところ存在しないと述べている。

Windows 11 の更新機能に関する不具合は、システムの安全性を保とうとする中で、意外と身近に起こり得る問題です。更新プログラムのスキャンが止まってしまうことで、気づかぬうちに脆弱な状態になってしまうという、心配な状況が発生しています。文中で紹介されている KB5058499 などの恒久的な修正パッチを、ご検討ください。よろしければ、Windows で検索も、ご参照ください。