Hackers Hijack Thousands of WordPress Sites to Use as C2 Servers for StopAndProtect Malware
2026/08/18 CyberSecurityNews — 侵害された数千の WordPress Web サイトが、新たに確認された StopAndProtect というマルウェア・オペレーションにより、大規模な犯罪目的の Command-and-Control (C2) インフラストラクチャへと変えられている。このキャンペーンは、世界各地の侵害済みマシンから、機密性の高い企業文書/システムのスクリーンショット/ユーザー認証情報/進行中のコミュニケーション・ログなどのデータを窃取した上で、二重恐喝型ランサムウェアを組み合わせている。

脅威アクターのセキュリティ上の失敗により露出した内部ログからは、世界各地の 6,000 件を超える重複のない被害 IP アドレスが確認されており、侵害率が最も高いのは米国/ロシア/インドである。また、このオペレーターは、侵害した約 2,000 件の WordPress ドメインを積極的に管理し、ペイロードの配布/制御チャネルの維持/流出させたファイルの保存に悪用する、ローテーション方式のインフラ・プールを構築している。
ハッカーが WordPress サイトを C2 サーバへ転用
最初の侵害ベクターでは、脆弱な WordPress Web サイトへ注入された、偽 CAPTCHA による欺瞞的な誘導が用いられる。それにより、侵害済みページへアクセスした訪問者に対して、悪意のある PowerShell コマンドをターミナルへコピー・アンド・ペーストするよう指示し、偽の人間確認プロンプトを表示する。
コマンドが実行されると、2 つの PowerShell スクリプトとモジュール型 .NET ローダーによる多段階の感染シーケンスが開始され、最終的には、ランサムウェア/クレデンシャル・スティーラー/画面ロッカー/VBS 拡散ツール/USB・ネットワーク・ワームなどを含む、多用途のツールキットが展開される。
Check Point Research が公開した調査レポートによると、このキャンペーンは情報収集と選択的な収益化を重視しており、従来の短期的な侵害攻撃とは異なる。脅威アクターは、ランサムウェアを展開するかどうかを判断する前に、大量の文書の列挙/キー入力の記録/接続されたネットワーク共有の把握/定期的なスクリーンショットの取得/ローカル・コミュニケーション・データの収集を実施している。
侵害された複数の WordPress ステージング・サーバでは、露出した PHP エンドポイントやオープン・ディレクトリ・リスティングが公開状態でアクセスできる状態に残されていた。それによりセキュリティ研究者たちは、内部活動ログ/被害者のテレメトリ/未加工のソース・コードを調査することが可能になった。
注目すべき事例として挙げられるのは、オペレーターが自身のマシンを感染させ、誤って内部開発ファイルをアップロードしたことだ。その中には、乗っ取った WordPress ドメインの一括管理/偽 CAPTCHA の表示・非表示の切り替え/ボットネット全体への新たなペイロード展開に使用する、カスタム Visual Basic 6 ツールも含まれていた。
このキャンペーンが浮き彫りにするのは、保守されていないコンテンツ管理システム (CMS) がもたらす深刻なリスクであり、分析対象となった 1 つのサイトは、2021年以降アップデートされておらず、約 40 件の未修正の脆弱性にさらされていた。未修正の WordPress の脆弱性と古いプラグインは、正規の Web サイトを悪意のある通信の中継基盤へと変換するための永続的なバックドアを攻撃者に提供する。
攻撃者によるランサムウェア展開を阻止するには、内部ネットワーク内でラテラル・ムーブメントの試行で悪用される、これらの侵害済みエンドポイントへの対処が不可欠である。
侵害された Web サイトの悪用は、もはや単純なフィッシング・ホストやトラフィック・リダイレクターとしてだけに限られていない。現在では、悪意のある通信を正規の Web トラフィックに紛れ込ませる、完全に機能する C2 サーバとして武器化されている。
Web サイト管理者に求められるのは、WordPress のコア・ファイル/使用中のテーマ/サードパーティ製プラグインに対する速やかなアップデートの適用と、未認可の PHP スクリプト/変更された “.htaccess” ファイル/不審な管理者アカウントに対する定期的なスキャンである。
エンドユーザーは、ターミナルでのコマンド実行を要求する Web サイトを、直ちに侵害につながる可能性があるものとして扱うべきである。その一方で、セキュリティ・チームに求められるのは、許可されていない PowerShell の実行と、通常とは異なる外向きのデータ転送について、エンドポイント・テレメトリを監視することである。
侵害指標 (IOC)
| compromised websites | maximumrock[.]roplatinumcar[.]canorakremer.co[.]ukpharmart[.]aeksr-racingparts[.]com |
|---|---|
| compromised base C&C websites | v-k.com[.]uawww.lapellelaser[.]plwww.parsrulman[.]commectcalcutta[.]comdischerniation[.]com |
| PowerShell script stage 1 | cab7f141fd6f2c58055b3731ef6a64b8a2d4d88a974770b047da19c0904322f0 |
| PowerShell script stage 2 | cc8aa2bd7bf74ca0bbc5cb03a7b18eae73094b450d11654528c05685fe12e0c9 |
| stage 1 – downloader | 99bcb531d6dd3c93d3f28f03d6e4659c865a4ffbd2fb514e809017f3446a940b8337bf29100a5871b1275227006dc2a43b21b751e5ce7e2032364fd78af59ac54dee2fe98d4da75ffb259c03b50202212dafc85691429a28641a8068eddea504 |
| stage 2 – downloader & loader | 9765b1342cc7eb982a73bb1f94c6c500b63dc817073b76ea926c1097078d35277d3604d0728b242c72bd144b8661ebf63c1042a4f5dd441bc8c8507c701df20c976cfa57e1efacbe517b7e3441e9473d275ec1d9ad8ab69ddf8ae3a966aaa153 |
| stage 3 – encryptor | b79b9b027f76579555069a7506d946648a8cb3126c0dda837dc9fee0e5c7948965550f6d0ffec8421f703cdc7273d9c0563b3d480fe6702bad294a18afe721430080d0dd72eda4850a02e51c0e5c6f768423dfe970cafae2ab52ceee75972b40 |
| stage 3 – SMB/USB worm | 8d1e23630a6695fa9c793d73832f59436c98bba30ed81c16d01b549bd17feab410babb15e08f9fbd72cce11713a273b971c910dd5bdb989a3f6ff4d9c8e372c0f042240c3de00c46dee625916bf246b7e87481e4081a6a97208b091409766e41 |
| stage 3 – lockscreen | 11a635d70444605ede1de0aa227a9fd7cfa4554e75bea93ce18b639ca571a42e2adbb2c206be7f23bf77f8f50d1ac0f809511c0b4591421931f81a6eaa42c68c38602b76f6c65644b01fa4d81708251c159a883253cda8876396dc7212324ab9 |
| stage 3 – credential stealer | 23cbabfe3ca3a7f1eb365f772d6a4ed8095cb8f7755622cc82e804478259dc70 |
| stage 3 – VBS spreader | b3dff910b350ace27d64cbd79405cb154a1967e366d7b88170c3e8303b1d08ad |
| stage 3 – chat utility | 3ed8f2cc8da4853fd770ff38f0cbce6d9d4a84e75a828fc0cec3e3ec60db94f93ba161ca7b8dcf389ec3236c9ddfb943e9d1766181b1b81a227649cad46132a8 |
Web サイトの運用管理が不十分な状態が放置されると、攻撃者による不正アクセスの踏み台として悪用されるリスクが高まります。コンテンツ管理システムの代表例である WordPress が狙われると、サイト改ざんによる通信の偽装/悪意あるコマンドの実行誘導/内部データの無断抽出/端末の不正制御といった多岐にわたる深刻な被害が発生します。影響として、自組織の通信が犯罪用サーバーに組み込まれ、重要な機密情報や認証情報が漏洩する危険性があります。対策には、システム本体やプラグインを常に最新状態へ維持すること/不明なスクリプトの不審な挙動の監視/端末上での予期せぬスクリプト実行の制限が効果的です。


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