IBM Patches Multiple Langflow OSS Flaws Including Two Critical RCE Vulnerabilities
2026/10/06 gbhackers — IBM が公表したのは、Langflow OSS 1.0.0~1.12.2 に影響する 25 件の脆弱性に関する情報であり、このうち 2 件は未認証でのリモート・コード実行に至る恐れがあると警告している。同社のセキュリティ情報では、バージョン 1.12.3 へのアップグレードが推奨されており、回避策は記載されていない。Langflow は、AI エージェント/ワークフローを構築するためのビジュアル環境を提供し、Python コンポーネントによるカスタマイズ/組み込み API サーバ/MCP サーバなどの機能を備えている。こうした機能があることから、コード実行/データアクセスを保護する仕組みが重要なセキュリティ境界となる。

IBM が Langflow OSS の複数の脆弱性を修正
最も深刻度が高い CVE-2026-104334/CVE-2026-93674 に対して、IBM は CVSS スコアが 9.8 と評価している。脆弱性ベクターによると、リモートから悪用でき、攻撃の複雑性は低く、権限/ユーザー操作は必要とされない。これにより、機密性/完全性/可用性に重大なリスクが生じる。
残るコード実行関連の脆弱性の大半は、攻撃者が認証済みであることが前提となる。具体的には、サンドボックスからの脱出/不十分な入力検証/コード生成の制御に関する問題/コマンド処理の問題/セキュリティスキャナの不完全なブロックリストなどの問題とされる。
その中で、脆弱性 CVE-2026-93675 は例外である。この脆弱性のベクターによると、依存関係の混同に関する問題が生じ、ユーザー操作は必要だが、攻撃者に権限は必要ないと記されている。
また、脆弱性 CVE-2026-97677 を悪用する認証済みのフロー作成者は、サービスアカウントに対する書き込み権限があるディレクトリへ、攻撃者が制御するコンテンツを書き込み、ローカルファイルの分離を回避できる。また、ディスク上に細工したインデックスを配置することで、アクセス可能な設定ファイル/シークレット/アプリケーションデータベースが漏えいする可能性もある。
脆弱性 CVE-2026-97680 は、処理結果を保存するキャッシュに影響を及ぼす。不適切なアクセス制御により、機密情報の漏えい/悪意のデータの注入につながる可能性がある。
もう 1 件のキャッシュ関連の脆弱性 CVE-2026-93447 を悪用する際には、サーバ・シークレットへのアクセス/Redis への書き込み権限が必要となる。悪意のシリアライズ済みキャッシュ値を取得させ、サービスプロセスの権限を悪用することで、攻撃者が制御するコードの実行が可能になる。
IBM が修正版として指定しているのは、2026年9月22日に公開したバージョン 1.12.3 と、その後の 9月29日に公開したバージョン 1.12.4 である。
セキュリティ情報には、実環境での悪用/一般公開されたエクスプロイト/侵害が確認された事例を示す証拠は記載されていない。実際の影響範囲は、導入環境の設定/攻撃者が持つアクセス権によって異なる。したがって、認証を必要とする脆弱性と、未認証で悪用可能な 2 件の重大なコード実行の脆弱性を区別することが重要である。
CVE Details
| CVE | CVSS | CWE | Vulnerability |
|---|---|---|---|
| CVE-2026-104334 | 9.8 | 94 | Unauthenticated code injection |
| CVE-2026-97677 | 8.1 | 22 | Arbitrary file access |
| CVE-2026-97676 | 8.8 | 94 | Sandbox escape |
| CVE-2026-101329 | 6.5 | 284 | Sensitive-information disclosure |
| CVE-2026-97680 | 8.3 | 284 | Cache access-control failure |
| CVE-2026-97678 | 8.8 | 693 | Input-validation execution |
| CVE-2026-97673 | 8.8 | 693 | Input-validation execution |
| CVE-2026-97655 | 8.8 | 94 | Scanner blocklist bypass |
| CVE-2026-97679 | 8.8 | 94 | Code injection |
| CVE-2026-101331 | 7.7 | 522 | Insufficiently protected credentials |
| CVE-2026-97674 | 8.1 | 94 | OS command execution |
| CVE-2026-103360 | 8.1 | 22 | Path traversal |
| CVE-2026-88962 | 8.8 | 94 | Code-generation injection |
| CVE-2026-93674 | 9.8 | 94 | Unauthenticated command injection |
| CVE-2026-93679 | 4.3 | 400 | ZIP resource exhaustion |
| CVE-2026-93443 | 7.5 | 94 | Code injection |
| CVE-2026-93678 | 7.6 | 639 | Authorization bypass |
| CVE-2026-93677 | 7.7 | 200 | Sensitive-information exposure |
| CVE-2026-93445 | 8.1 | 94 | Code-generation injection |
| CVE-2026-93447 | 7.5 | 502 | Untrusted cache deserialization |
| CVE-2026-93449 | 8.5 | 94 | Code-generation injection |
| CVE-2026-93675 | 8.8 | 440 | Dependency confusion |
| CVE-2026-93448 | 6.5 | 22 | Path traversal |
| CVE-2026-97671 | 6.5 | 22 | Path traversal |
| CVE-2026-104335 | 8.8 | 284 | Access-control execution flaw |
Langflow OSS における複数の脆弱性についての情報が公開されています。AI エージェント作成機能やキャッシュ処理の不備に伴い、遠隔からのコード実行/システム制御権の奪取/設定情報やシークレットの流出といった被害が生じるおそれがあります。なお、対象となる CVE は CVE-2026-104334/CVE-2026-93674/CVE-2026-97677/CVE-2026-97680/CVE-2026-93447 などです。対応策として修正済みバージョンへの更新/アクセス権限の適切な設定が求められます。
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