10年前から存在していた Linux の脆弱性と CUPS 攻撃:CVSS 9.9 だが CVE はまだ無い

Decade-Old Linux Vulnerability Can Be Exploited for DDoS Attacks on CUPS

2024/10/02 HackRead — サイバーセキュリティ研究者である Simone Margaritelli (別名 evilsocket) が、新たに発見した Linux の深刻な脆弱性について報告するこの欠陥は、10年前から存在しており、すべての GNU/Linux システムに影響を及ぼすものだ。なお、CVSS は 9.9 と評価されているが、CVE は割り当てられていない。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、GNU/Linux システムの完全な制御が可能となり、Linux 上でのリモート・コード実行の可能性を得る。

Continue reading “10年前から存在していた Linux の脆弱性と CUPS 攻撃:CVSS 9.9 だが CVE はまだ無い”

Common UNIX Printing System (CUPS) の複数の脆弱性:現実での影響は限定的だが

CUPS flaws enable Linux remote code execution, but there’s a catch

2024/09/26 BleepingComputer — オープンソース印刷システムである CUPS に存在する、複数のコンポーネントの一連の脆弱性を連鎖させることに成功したリモートの攻撃者が、特定の条件下において脆弱なマシン上で任意のコードを実行できることが、Simone Margaritelli により明らかにされた。ただし、それらの脆弱性 CVE-2024-47076 (libcupsfilters)/CVE-2024-47175 (libppd)/CVE-2024-47176 (cups-browsed)/CVE-2024-47177 (cups-filters) は、デフォルト・コンフィグレーションのシステムには影響しない。

Continue reading “Common UNIX Printing System (CUPS) の複数の脆弱性:現実での影響は限定的だが”