ウクライナ保安局がマネーロンダリング暗号通貨取引所を停止

Ukraine shuts down money laundering cryptocurrency exchanges

2021/08/12 BleepingComputer — ウクライナ保安局 (SBU : Security Service of Ukraine) は、2021年初頭から取引の匿名化に使われていた、暗号通貨取引所のネットワークを停止した。1,000人以上の顧客が、この秘密の取引所を利用して、Yandex.Money / Qiwi / Webmoney などの、ロシアの電子決済処理業者から受け取った資金をロンダリングしていた。

SBU は、「秘密の暗号通貨取引所は、取引の匿名性とマネー・ロンダリングの可能性を提供するため、需要があった」と述べている。月間の資金洗浄額は $11 million だが、毎月上位 10 の取引所で合法的に取引されている、全体で数十億円相当の暗号通貨資産のごく一部となる。しかし、管理者は各取引から 5%~10% の利息を受け取っており、$500,000 以上の利益を得ていたとされる。SBU 主管庁の調査に基づき、キエフ市の ペチェルスキー地区/シェフチェンキフスキー地区/ソロミアンスキー地区にある5ヶ所捜索され、以下が押収された。

・違法行為の証拠となるコンピューターおよびサーバーマシン
・VPNソフトウェアがインストールされたモバイル機器
・ウクライナで登録され、マネーロンダリングに利用されたダミー会社の関連資料
・$37,330 の現金

SBUは、「暗号通貨取引所ネットワークの顧客の中には、ウクライナ独立記念日の前夜に行われた、大規模な抗議活動の主催者もいた。彼らは、この特定のネットワークを使い、抗議者に支払うための資金を受け取った」と付け加えている。

FIFA ボットで作られた暗号採掘ファーム

先月に SBU は、古い倉庫で運営され、ウクライナの配電会社である JSC Vinnytsiaoblenerho から盗電していた、大規模な暗号マイニング・ファームを閉鎖したことを発表した。この捜査の過程で、法執行機関は、3,800台の PlayStation 4 と、500枚以上のグラフィックカード、ノートパソコン、電話機、フラッシュ・ドライブなどを押収したほか、電力消費に関する書類のドラフトも入手した。SBU の試算によると、この暗号ファームが関与した大規模な盗電により、毎月最大で約$260,000. の損失が発生したとされる。SBU は、この違法な操業に関与した全人物を特定し、JSC Vinnytsiaoblenerho の関係者の関与も調査している。ただし、この電力会社は、SBU が主張する数百万ドル規模の電力窃盗と、秘密裏に行われている暗号通貨の採掘に、何らかの形で関与していることを否定している。彼らの声明は、ウクライナの新聞 Delo による調査で確認された。SBU の関係者が Delo に語ったところによると、この暗号採掘ファームは、実際にはゲーム内通貨をマイニングし、FIFA Ultimate Team ゲームモード用の loot box を売りつける、ボットファームだったという。

この春だったと思いますが、ウクライナのランサムウェア・ギャングのアジトに警察隊が踏み込むシーンを、TV ニュースで観た覚えがあります。バイデン大統領からプーチン大統領へ、ロシア国内のランサムウェア・ギャングを取り締まるよう、強い要請が出されていることは周知の事実ですが、なかなか進まないような感じです。ウクライナは、ロシアとの関係が良くありませんし、西側からの支援がほしいでしょうから、このような対応を取るのかもしれません。このように、政治が全面に出ないと、なかなか解決しないでしょうね。

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