WordPress TI WooCommerce Wishlist の脆弱性 CVE-2024-43917:パッチは未適用

CVE-2024-43917 (CVSS 9.3): Unpatched SQLi Flaw in TI WooCommerce Wishlist Threatens 100,000+ Sites

2024/09/27 SecurityOnline — 人気の WordPress プラグインである TI WooCommerce Wishlist に、深刻な脆弱性 CVE-2024-43917 (CVSS:9.8) が発見され、100,000 以上のサイトを危険にさらす可能性が生じている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、認証なしで任意の SQL クエリを実行できるようになり、影響を受ける Web サイトを完全な制御する権限を、不正に取得する可能性を手にする。

この脆弱性は、プラグインのコード内に存在する、SQL インジェクションの欠陥に起因する。この脆弱性を悪用する攻撃者は、WordPress サイトのセキュリティ対策を回避しながらデータベースを操作することで、データ漏洩/改ざん/サイト全体の乗っ取りなどの可能性を得る。

TI WooCommerce Wishlist プラグインの最新バージョンである 2.8.2 では、この脆弱性に対する修正が提供されていない。その一方で、 Patchstack の Ananda Dhakal から、この脆弱性に関する技術的な詳細が公開されており、早急な対応の必要性が高まっている。

WordPress サイトで、このプラグインを使用している場合には、直ちにプラグインを無効化し、削除することが強く推奨される。修正版がリリースされない状況で、このプラグインの使用を継続すると、データベースの侵害や、機密情報へのアクセスなどの、重大なリスクにさらされることになる。

さらに詳しい情報および技術的な見解については、Patchstack の CVE-2024-43917 に関するアドバイザリで確認できる。