Hackers Exploit ServiceNow AI Platform Flaw to Gain Unauthenticated Remote Code Execution
2026/07/21 gbhackers — ServiceNow AI Platform に存在する深刻な認証前リモートコード実行の脆弱性 CVE-2026-6875 を、脅威アクターたちがアクティブに悪用している。この脆弱性を悪用する攻撃者は、有効な認証情報を必要とすることなく、制限付きのサーバ側のスクリプト・サンドボックスをエスケープしてコードを実行できる。

当初、ServiceNow のアドバイザリは、顧客インスタンスに対する悪用を認識していないとしていたが、Defused の報告が示すのは、この欠陥を標的とする悪用アクティビティの観測結果である。
ハッカーが ServiceNow AI Platform の欠陥を悪用
Searchlight Cyber の研究者により公表された、未認証の特定のリクエスト・パラメータを通じて提供される JavaScript を ServiceNow が処理する方法に、この脆弱性は影響を及ぼすものだ。
攻撃者は /assessment_thanks.do エンドポイントを通じて、脆弱なフローに到達できる。そこでは、攻撃者が制御する sysparm_assessable_type 入力が GlideRecord query API に渡される。ServiceNow のクエリ処理は、フィルタ・コンテキスト内で javascript: 式をサポートしている。そのため、影響を受けるコードパスで悪意のある入力が受け入れられると、認証前スクリプト実行ベクターが生じる。
ServiceNow は、このような式を、追加の制限付きスクリプトサンドボックス内で実行しているが、研究者が発見したのは、これらの制御をバイパスする方法である。このサンドボックスは、eval の直接使用/関数宣言/複数の危険な Java クラスなどの、高リスク機能をブロックする。しかし、ServiceNow Script Includes をロードするために使用される gs.include() メカニズムが、依然として許可されていた。
その一方で、Searchlight Cyber の研究結果が明らかにしたのは、このサンドボックス制限を保持しない別のコンテキストで Script Includes が評価されることである。
したがって、グローバルにアクセス可能な JavaScript オブジェクトを操作する攻撃者は、適切な Script Include ガジェットを呼び出すことで、include プロセス中に、攻撃者が制御する文字列を JavaScript の Function constructor で処理させることが可能となる。これにより、低信頼サンドボックスからのエスケープが生じ、より特権の高い ServiceNow スクリプト・コンテキストでの実行が可能になる。
Defused は、実環境で観測された悪意のあるペイロードが、Searchlight Cyber により文書化されたものと同じ /assessment_thanks.do 認証前シンクに到達していると指摘した。
その一方で同社は、このエクスプロイト・チェーンが、公開された Proof of Concept とは異なるサンドボックス・エスケープ・ガジェットを利用していることを示した。それが示唆するのは、攻撃者が公開研究を単に再生しているのではなく、手法を適応させていることである。
この悪用に成功した未認証のリモート攻撃者は、ServiceNow プラットフォーム内でコードを実行できる。Searchlight Cyber が警告するのは、このレベルに到達した攻撃者がプラットフォーム・データにアクセスし、管理者ユーザーを作成する点である。続いて攻撃者は、内部エンタープライズ環境に接続された設定済み MID Server またはプロキシ・インフラを通じた、コマンド実行の可能性を得る。
ServiceNow インスタンスには、IT サービス管理レコード/ワークフロー・ロジック/認証統合/インシデント・チケット/資産詳細/エンタープライズ自動化プロセスで使用される認証情報が含まれることが多いため、このリスクは特に重大である。そのため、露出した未パッチのインスタンスは、データ窃取/権限昇格/ラテラルムーブメントの侵入口になり得る。
すでに ServiceNow は、セルフホスト型の顧客向けにセキュリティ更新をリリースし、ホスト型インスタンスに対しては緩和策をデプロイしている。同社が顧客に対して推奨するのは、関連するパッチの速やかな適用もしくは、修正済みファミリー・リリースへのアップグレードである。ホスト型の顧客は、自身の環境がセキュリティ更新を受け取っていることを確認すべきである。
セキュリティチームにとって必要なことは、/assessment_thanks.do へのリクエストの速やかな調査である。特に、不審な sysparm_assessable_type 値や javascript: 形式の式を含むものに注意する必要がある。さらにユーザー組織は、予期しない管理者の作成/異常な Script Include アクティビティ/不審なワークフロー変更/疑わしい MID Server コマンドアクティビティ/機密性の高い ServiceNow テーブルへの不審なアクセスも確認すべきである。
ServiceNow は、サンドボックス・コンテキストで許可されるコードを大幅に制限する、Guarded Script 制御を導入している。これにより、同様の認証前のサンドボックス・エスケープ悪用の可能性が低減される。
ServiceNow AI Platform において、認証を経ずに送信された命令が特定の処理を通り抜け、制限を回避して動作してしまう脆弱性 CVE-2026-6875 が報告されました。この不具合を悪用する脅威アクターが、管理権限の奪取や接続された内部ネットワークへの攻撃を仕掛けています。このような被害を防ぐためには、提供されている修正プログラムや安全なバージョンへの更新を速やかに適用することが不可欠です。あわせてアクセスログの確認を行い、予期しない登録変更や不審な通信が発生していないか点検を進める必要があります。よろしければ、2026/07/20 の「ServiceNow AI Platform の RCE 脆弱性 CVE-2026-6875 が FIX:攻撃検証用 PoC が公開」も、ご参照ください。


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