GitLab の脆弱性 CVE-2026-90970 が FIX:AI Gateway サービスにおける RCE

GitLab warns of critical RCE vulnerability in AI Gateway service

2026/10/02 BleepingComputer — GitLab は、AI Gateway の重大な脆弱性 CVE-2026-90970 に関する情報を公表し、顧客に対して直ちに修正を適用するよう求めている。この脆弱性を悪用する攻撃者は、影響を受けるインスタンス上で任意のコマンドを実行する可能性がある。AI Gateway は、AI を活用した GitLab Duo の機能へアクセスするためのサービスであり、GitLab は、GitLab.com/GitLab Self-Managed/GitLab Dedicated で使用される独自のクラウドベース AI Gateway を運用している。一方、ユーザーは GitLab Duo Self-Hosted を通じて、GitLab Self-Managed 上に独自のセルフホスト型インスタンスを導入することもできる。

脆弱性 CVE-2026-90970 は、不適切な無害化処理に起因するもので、基本的な権限と Duo Agent Platform へのアクセス権を持つ攻撃者は、修正されていないインスタンス上で任意のコマンドを実行する可能性がある。GitLab は 10月2日 (金) のアドバイザリで、Duo Agent Platform へのアクセス権を持つ認証済みユーザーが、特定の条件下において細工したフロー設定を介してプロンプト・テンプレートのサンドボックスから脱出することで、AI Gateway 上で任意のコマンドを実行する可能性があると説明した。

GitLab はすでに、Self-Hosted AI Gateway ユーザー向けに 19.2.4/19.3.2/19.4.1 をリリースし、この脆弱性を修正している。GitLab がホストする AI Gateway を利用する顧客は、すでに保護されているため、対応する必要はないとしている。

GitLab によると、これらのバージョンには GitLab Self-Hosted AI Gateway の重大なセキュリティ修正が含まれている。同社は、GitLab Self-Hosted AI Gateway を導入しているすべての GitLab Self-Managed 顧客に対し、これらのバージョンのいずれかへ直ちにアップデートすることを強く推奨している。

また、このリリースを公表する前に、Self-Hosted AI Gateway の顧客へ個別に連絡し、この対応方針を伝えたとしており、情報公開に先立って独自の AI Gateway をホストする顧客へ連絡し、脆弱なインスタンスを可能な限り早くアップグレードするよう求めた。

2026年9月にも GitLab は、GitLab Community Edition (CE)/Enterprise Edition (EE) に存在する高深刻度のパストラバーサルの脆弱性 CVE-2026-85706 を修正している。この脆弱性を悪用する未認証の攻撃者は、影響を受けるサーバから認証情報やシークレットなどの機密データを読み取る可能性がある。

翌日の 2026年9月11日、米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は CVE-2026-85706 を Known Exploited Vulnerabilities カタログへ追加し、実環境で積極的に悪用されている脆弱性として警告した。Binding Operational Directive (BOD) 26-04 に基づき、連邦政府機関は 3 日以内にシステムを保護するよう求められた。2021年11月以降、CISA は、ランサムウェア攻撃グループにより悪用された 1 件を含め、実環境で悪用された 5 件の GitLab の脆弱性を登録している。

GitLab の DevSecOps プラットフォームには 3,000万人を超える登録ユーザーがおり、NVIDIA/Lockheed Martin/T-Mobile/Goldman Sachs/Airbus/UBS など、Fortune 100 企業の 50% 以上が利用している。