ChatGPT の Weekly User 数が4億人に到達:いまの有料サブスクだけで資金は足りるのか?

ChatGPT Hits 400 Million Weekly Users

2025/02/21 SecurityOnline — 2024年12月に OpenAI が発表したのは、ChatGPT の週間アクティブ・ユーザー数が3億人を突破したことだ。2024年8月の時点では、週間アクティブ・ユーザーは2億人であり、わずか数か月で1億人のユーザーが増加したという驚くべき数字を示している。

しかし、今週には、さらに大きな衝撃がもたらされた。この数週間で、ChatGPT の週間アクティブ・ユーザー数が4億人に達したことを、OpenAI が明らかにしたのだ。つまり、2024年の末からの、わずか数週の間に、さらに1億人のユーザーがプラットフォームに参加したことを意味する。この急激な成長が続けば、2025年6月までに、ChatGPT の週間アクティブ・ユーザー数は5億人という節目に達すると予測されている。世界の人口規模と AI 業界の急速な進化を前提とすると、今後の数年間で ChatGPT のユーザー数が、どれだけ膨らむのかを予測することは困難だ。

ソーシャルネット・ワーキングの分野では、Meta が 所有する Facebook が、現時点で 31.5 億人の月間アクティブ・ユーザー数に到達している。その一方で、検索エンジンの分野では、Google が約 50億人だとされる。

人工知能分野の新興勢力として、ChatGPT は Google のユーザー・ベースを超えていくのだろうか? 現時点では、まだ課題があるとも思えるが、いまの成長曲線が続くなら、Facebook に匹敵する日も近いのかもしれない。

ただし、OpenAI は有料サブスクライバー数を明らかにしていない。月額 $20 の ChatGPT Plus サブスクリプションは、かなりの数のユーザーを引き付けているが、チャット内広告の可能性を示唆する OpenAI 幹部もいるため、有料サブスクリプションから得られる収益だけでは不十分なのだろう。OpenAI が事業を継続して、さらなるモデル開発に資金を投入していくためには、いま以上の収益源を模索する必要があるはずだ。

DeepSeek などの新興勢力が登場しても、OpenAI の勢いは衰えず、4 億ユーザーという驚異的な数字を記録しました。私自身も ChatGPT のユーザーですが、大量の資料のチェックや文章の校正などでお世話になっており、今や無くてはならない存在になっています。昨年末には ChatGPT が Apple Intelligence と連携することが発表されましたが、今後、AI が私たちの生活にどのように普及していくのか楽しみ半分、恐さ半分といったところです。よろしければ、カテゴリ _AI/ML も、ご参照下さい。