Firebase と Google Apps Script を悪用:巧妙なフィッシング・キャンペーンに要注意

Firebase, Google Apps Script Abused in Fresh Phishing Campaigns

2025/05/30 SecurityWeek — 先日に確認された2件のフィッシング攻撃キャンペーンについて、サイバー・セキュリティ研究者たちが注意を呼びかけている。それらの攻撃キャンペーンは、正規サービスである Firebase と Google Apps Script を悪用して、無防備なユーザーを悪質なコンテンツに誘い込むものだ。2025年5月中旬に Trellix が発表したのは、Rothschild & Co の従業員を装うスピア・フィッシング攻撃が、カナダ/ヨーロッパ/中東/南アジア/アフリカの、銀行/電力/保険/投資などの組織の財務幹部を標的としていたことだ。

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semantic-types という悪意のパッケージ:Solana の秘密鍵を盗むサプライチェーン攻撃を展開

Weaponized PyPI Package Steals Solana Private Keys Via Supply Chain Attack

2025/05/30 CyberSecurityNews — Solana 開発者を狙った高度なサプライチェーン攻撃により、25,900件以上のダウンロードにおいて侵害が生じ、Python パッケージ経由で暗号資産の秘密鍵が静かに盗まれていたことが明らかになった。この攻撃キャンペーンは、semantic-types というパッケージを中心に展開され、トランジティブ依存関係とブロックチェーンを使った情報の外部送信により、従来のセキュリティ制御を回避するという、新たなソフトウェア・サプライチェーン攻撃の形態を示している。

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CISA への要請:KEV カタログにコンテキスト・データの追加を – OX Report

CISA Urged to Enrich KEV Catalog with More Contextual Data

2025/05/30 InfoSecurity — アプリケーション・セキュリティ・プロバイダである OX の最新レポートは、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログにコンテキスト・データを追加するよう、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) に対して要請するものだ。CISA の KEV カタログに掲載されている 10 件の CVE を、200 以上のクラウド環境で分析した結果、クラウド・コンテナ環境に対して実際のリスクをもたらすものは1件もなかったと、OX の研究者たちは報告している。

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Tomcat CGI Servlet の脆弱性 CVE-2025-46701 が FIX:大文字/小文字の区別の不適切な処理

Apache Tomcat CGI Servlet Flaw Enables Security Constraint Bypass

2025/05/30 gbhackers — Apache Tomcat の CGI サーブレットで発見された脆弱性 CVE-2025-46701 により、特定の条件下におけるセキュリティ制約の回避の可能性が生じている。2025年5 月29日に発表された、この脆弱性は、CGI サーブレットにマッピングされた URL の pathInfo コンポーネントにおける、大文字/小文字の区別の不適切な処理に起因する。

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Icinga 2 の脆弱性 CVE-2025-48057 が FIX:OpenSSL の旧バージョンによる証明書の不正取得

Critical Icinga 2 Vulnerability Allows Attackers to Bypass Validation and Obtain Certificates

2025/05/30 CyberSecurityNews — Icinga 2 モニタリング・システムに、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2025-48057 (CVSS:9.3) が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、証明書の検証を回避し、信頼できるネットワーク・ノードを装う正規の証明書を取得できるという。この脆弱性は、OpenSSL の旧バージョンを取り込んだ、インストール・イメージに影響を与えるものであり、すでに Icinga 開発チームから、セキュリティ・アップデートが提供されている。

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Next.js Dev Server の脆弱性 CVE-2025-48068 が FIX:WebSocket サーバにおけるオリジン検証の欠如

Next.js Dev Server Vulnerability Leads to Developer Data Exposure

2025/05/30 gbhackers — 人気の Next.js フレームワークに発見された 脆弱性 CVE-2025-48068 が、開発者の間で懸念を引き起こしている。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、App Router が有効化されている Next.js のバージョン 13.0.0 〜 15.2.1 であり、Cross-site WebSocket Hijacking (CSWSH) を介して開発サーバを悪用する攻撃者に対して、機密性の高いアプリケーション・ソースコードを公開する可能性が生じる。

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Cisco IOS XE の RCE 脆弱性 CVE-2025-20188 (CVSS:10.0):PoC が公開

Critical Cisco IOS XE Vulnerability Allows Arbitrary File Upload – PoC Released

2025/05/30 CyberSecurityNews — Cisco IOS XE Wireless Controller ソフトウェアで発見されたのは、エンタープライズ・ネットワークに深刻な脅威をもたらす、深刻なセキュリティ脆弱性である。すでに、PoC (Proof-of-Concept) エクスプロイト・コードが公開され、攻撃者がルート権限で、リモートコード実行を達成する状況が実証されている。この脆弱性 CVE-2025-20188 (CVSS:10.0) が悪用されると、影響を受けるシステムに深刻な被害が及ぶと懸念されている。

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ConnectWise が認めたサイバー攻撃と被害:ScreenConnect の脆弱性 CVE-2025-3935 が入口か?

ConnectWise Hit by Cyberattack; Nation-State Actor Suspected in Targeted Breach

2025/05/30 TheHackerNews — ConnectWise が明らかにしたのは、同社のリモート・アクセス/サポート・ソフトウェア ScreenConnect が、国家レベルの脅威アクターによると推測される、サイバー攻撃の被害を受けたことだ。2025年5月28日に公表された、簡潔なアドバイザリの中で ConnectWise は、「最近のことだが、当社の環境内で、国家レベルの高度な脅威アクターによると思われる、不審な活動を確認した。この活動は、ごく少数の ScreenConnect ユーザーに影響を与えた」と述べている。

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