Gitea の深刻な脆弱性 CVE-2026-59774 が FIX::サーバー上のファイル読み取りとコード実行の恐れ

Critical Gitea Flaw Lets Unauthenticated Attackers Read Server Files and Execute Code

2026/08/04 gbhackers — Gitea に存在する重大な脆弱性が確認された。この脆弱性を悪用する未認証のリモート攻撃者は、脆弱なサーバー上の任意ファイルを読み取り、リモート・コード実行 (RCE) へ向けて権限を昇格させる可能性がある。この脆弱性 CVE-2026-59774 (GHSA-6v53-hr58-556r) は、Gitea バージョン v1.22.1 〜 v1.27.0 に影響を及ぼし、CVSS 9.8 が割り当てられているほか、攻撃条件はネットワーク経由/低複雑性/権限不要/ユーザー操作不要と評価されている。

Gitea はすでにバージョン 1.27.1 をリリースし、この問題に対処しているため、影響を受けるバージョンを使用している組織には直ちに更新することが求められる。特に、公開アクセス可能なリポジトリを Gitea インスタンスがホストしている場合には、深刻なリスクが生じる。

Gitea の重大な欠陥

この脆弱性は、Gitea のリポジトリ・マークアップの描画エンドポイントに存在する。

POST /{owner}/{repo}/markup

このエンドポイントは、リポジトリへの割り当てと読み取り権限のチェックを適用するが、未認証ユーザーであっても、コード・ユニットが有効な公開リポジトリを標的にする場合には、これらの条件を満たすことになる。攻撃者がファイルをコミットする権限、またはリポジトリへの書き込み権限を取得すると、Gitea インスタンスでの認証を必要とせずに、このエンドポイントにマークアップを直接送信できる。

描画モードを “file” に設定し、.org で終わるファイル名を指定することで、Org-mode レンダラーを呼び出すことができる。

アドバイザリによると、Gitea バージョン 1.27.0 は org.New() を使用して go-org ライブラリを初期化するが、デフォルトの ReadFile コールバックを置き換えていない。go-org バージョン 1.9.1 では、このコールバックは ioutil.ReadFile に解決され、Org-mode レンダラーは #+INCLUDE ディレクティブをサポートしているため、絶対ファイルパスを受け付ける。

アプリケーションは、インクルードされるパスを指定ディレクトリに制限していないため、攻撃者は Gitea サービス・アカウントからアクセス可能なファイルを要求できる。この挙動は、一般にパス・トラバーサルとして知られる CWE-22 (制限されたディレクトリへのパス名の不適切な制限) に分類される。

直接的な影響は任意のファイルの開示であり、攻撃者はそれにより Gitea の app.ini コンフィグファイル/内部 bearer token/OAuth または JWT 関連のシークレット/デプロイメント・メタデータなどを読み取れる。つまり、Gitea のオペレーティング・システム・ユーザーが読み取り可能な機密性の高いファイルを取得する可能性がある。

このアドバイザリが警告するのは、Gitea の INTERNAL_TOKEN が露出すると、より深刻な攻撃チェーンが可能になる点である。このトークンを悪用する攻撃者は、内部機能を操作し、内部ロガーを介して悪意のある Git hook を注入し、匿名ユーザーがリポジトリをクローンした際にコマンドを実行する可能性がある。

悪用に成功するには、markup route へのアクセスを許可するコンフィグを備えた、少なくとも 1 つの公開され、読み取り可能なリポジトリが必要である。コード・ユニットが有効な標準の公開リポジトリは、この要件を満たすため、インターネットに露出した Gitea デプロイメントは優先して確認すべき対象となる。

管理者には、Gitea をバージョン 1.27.1 以降の修正済みリリースへアップグレードすることが求められる。更新が適用されるまでの間は、運用上可能な場合に公開リポジトリへのアクセスを制限し、リポジトリ・マークアップ・エンドポイントへの不審なリクエストの有無を Gitea ログで監視する必要がある。

セキュリティ・チームには、情報の露出が疑われる場合に、INTERNAL_TOKEN と Gitea コンフィグファイルに保存されている認証情報をローテーションすることが求められる。それに加えて、Git hook/グローバル Git 設定/最近のリポジトリ・アクティビティを確認し、予期しない変更の有無を調査する必要がある。

この脆弱性は xbow-security が発見し、Xbow の Guido Leo がトリアージを行った後、NightRang3r として知られる独立系研究者が報告した。