CISA KEV 警告 26/08/20:TrueConf の脆弱性 CVE-2026-72529/72530 を登録

CISA orders feds to patch actively exploited TrueConf Server flaws

2026/08/21 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、TrueConf Server の自社運用型通信プラットフォームの脆弱性 CVE-2026-72529/CVE-2026-72530 を Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加し、米国連邦機関に対して優先的に対策を講じるよう命じた。TrueConf Server は、企業向けのメッセージング/ビデオ会議用に設計されており、Zoom/Microsoft Teams などのクラウド型ソフトウェアとは異なり、組織のローカル・ネットワーク (LAN) 内で動作する。

最も深刻であり、認証を必要としない脆弱性 CVE-2026-72529 (CVSS:9.8 Critical) を悪用する未認証の攻撃者は、パッチ未適用のサーバ上でリモートから任意のスクリプトを実行する可能性がある。TrueConf のセキュリティ・チームは、「4307/TCP を介して TrueConf Server へ接続する未認証のリモート攻撃者は、非公開の重要な関数を呼び出し、サーバ上で任意のスクリプトを実行する可能性がある」と説明している。

2 件目の脆弱性 CVE-2026-72530 (CVSS:9.8 Critical) を悪用する未認証の脅威アクターは、複雑度が High のコード注入攻撃を連鎖させ、リモート・コード実行 (RCE) を行う可能性がある。TrueConf は、「コード生成の不適切な管理により、TrueConf Server の隔離環境でコード実行に成功した攻撃者がサンドボックスから脱出し、基盤となる OS 上で任意のコマンドを実行する可能性がある」と付け加えている。

CISA は 2026年8月20日に、これら 2件の脆弱性を KEV カタログへ追加し、米国 Federal Civilian Executive Branch (FCEB) 機関に対して、9月3日までに脆弱性への対策を完了するよう命じた。同組織は、「この種の脆弱性は、脅威アクターが頻繁に使用する攻撃ベクターであり、連邦政府のエンタープライズ環境に深刻なリスクをもたらす」と警告している。

これらの攻撃の詳細を CISA は明らかにしていない。その一方で、サイバーセキュリティ企業 Kaspersky によると、ハクティビスト・グループ Head Mare は遅くとも 2026年7月以降に、CVE-2026-72529/CVE-2026-72530 を悪用し、クライアント・インストーラーを、バックドア・マルウェアを展開する悪意のバージョンへ置き換えているという。Kaspersky によると、Head Mare の複数のキャンペーンは、運輸/エネルギー/IT/エレクトロニクス/ソフトウェア開発など、さまざまな業種のロシア組織を標的としている。

この件については、Check Point Research も 2026年4月に報告しており、攻撃者は “Operation True Chaos” と呼ばれるゼロデイ攻撃で、TrueConf の別の脆弱性 CVE-2026-3502 を標的とした。この攻撃は中国の脅威アクターと関連付けられており、トロイの木馬化したクライアント・アップデートを介してユーザーを侵害していた。