Critical Snowflake GitHub Actions Flaw Allows Attackers to Steal Internal Jira Credentials
2026/08/20 gbhackers — Snowflake の公開リポジトリ snowflake-connector-net に、深刻な GitHub Actions インジェクションの脆弱性が存在した。この欠陥を突く攻撃者は、GitHub ホスト型ランナー上でコマンドを実行し、内部 Jira 認証情報を窃取する可能性があった。脆弱なワークフローが展開されてから 5日後に、この脆弱性を発見したのは、自律型 AI を活用するセキュリティ調査ツール Wiz Red Agent である。

Snowflake GitHub Actions の脆弱性
この問題は、リポジトリの "jira_issue.yml" ワークフローに存在しており、GitHub ユーザーが新しい Issue を作成するたびにトリガーされていた。このワークフローは、シェルの run ブロック内で GitHub Actions の式展開を直接使用し、攻撃者が制御可能な Issue タイトルを処理していた。
この安全ではない方法により、単一引用符を取り込むかたちで細工されたタイトルを介して、想定されたシェル文字列から抜け出し、任意のコマンドを注入することが可能だった。以前のワークフローでは、環境変数と "jq –arg" による解析を使用する、より安全な方法が採用されていた。しかし、この保護はマージされた Pull Request で削除された。
Wiz によると、この脆弱なパターンは、コミット "094038e" で導入された。そして、PR #1218 がコミット "4a1b8ce" として squash merge された後の、2026年6月18日に有効化された。この Pull Request により、Jira ワークフローのロジックが変更された。保護された入力処理メカニズムが、"${{ github.event.issue.title }}" の直接展開へと置き換えられてしまった。
GitHub Advanced Security によるスキャンを受けていたが、脆弱なワークフローを含む最終版の Pull Request では、スクリプト・インジェクションのリスクが検出されなかった。
さらに、ワークフロー内に存在したセキュリティ・ゲートに見える処理も、実行を適切に制限できていなかった。このゲートは、Pull Request イベントに関連付けられた属性を検証しようとしていたが、実際にワークフローをトリガーするのは Issue イベントだった。
このコンテキストでは "github.event.pull_request" が null になるため、すべての GitHub ユーザーがワークフローをトリガー可能となり、標準の Issue 作成機能を通じて、脆弱な自動処理へ誰でもアクセスできる状態になっていた。
Wiz Red Agent は、Snowflake の GitHub Organization をスキャンする過程で、この脆弱なワークフローを特定した。このツールは自律的に悪用可能性を検証し、潜在的な影響を評価するものだ。
今回のテスト中に、システムが最初に遭遇したのは Bash 構文エラーだった。その後に、失敗した実行の分析/インジェクション形式の調整を行い、ランナーから Jira の環境変数へアクセス可能であることが実証された。
取得された Jira トークンは "qa@snowflake.net" として認証され、機密性の高い内部プロジェクトへの読み取りアクセスが可能であることが確認された。
2026年6月23日に Wiz から責任ある情報開示を受けた Snowflake は、その日のうちにこの欠陥を修正した。同社は、より安全な "env:"/"jq –arg" による解析パターンを復元し、影響を受けた Jira 認証情報の失効/ローテーション/監査ログの確認を実施した。
Snowflake と Wiz は、この 5 日間において、露出したデータへアクセスしたのは Wiz だけだったと結論付けた。また Wiz は、すべての PoC データを安全に削除したことを確認している。
このインシデントが示すのは、信頼できないイベント・データがシェル・コマンドへ直接挿入された場合に、CI/CD ワークフローが深刻な攻撃対象領域となる可能性である。
このインシデントが浮き彫りにするのは、安全なコーディング・レビュー/明示的な入力境界の制御/短期間の最小権限認証情報の使用を、AI 支援による開発や自動化されたセキュリティ・スキャンが置き換えられないことだ。
snowflake-connector-net リポジトリにおける CI/CD 制御機構のスクリプト注入欠陥の動向と対策情報を解説する記事です。その背景にあるのは、自動処理時の入力値直接展開および不完全な判定文です。この不備により、管理用実行基盤での不正コード動作/内部システム用トークンの流出といった影響が生じる恐れがあります。対応策として、環境変数を経由した入力値制御/不要となった認証情報の無効化と再発行/監査ログの調査が求められます。


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