BeyondTrust Windows EPM Vulnerabilities Allows Attackers to Escalate Privileges
2026/08/19 CyberSecurityNews — BeyondTrust が公表したのは、Windows 向け Endpoint Privilege Management (EPM) 製品に存在する深刻度が高い 2 件の脆弱性情報である。この脆弱性を悪用するローカル・アクセス権を持つ攻撃者は、権限を昇格し、改竄防止制御を回避する可能性がある。この脆弱性 CVE-2026-40144/CVE-2026-40145 は、BeyondTrust Endpoint Privilege Management (Windows Deployment) のバージョン 26.1.2 未満に影響を及ぼす。同社は、2026年8月17日にアドバイザリ BT26-04 を公開した。

BeyondTrust によると、これらの脆弱性は、フロンティア AI モデルと独自のテスト・ハーネスを使用したセキュリティ評価中に社内で発見された。同社は、いずれかの脆弱性に関しても、修復前に悪用されたことを示す証拠は確認していないとしている。
最も深刻な脆弱性である CVE-2026-40144 (CVSS 7.3) は、深刻度 High に分類される。これは、BeyondTrust EPM for Windows のカーネル・モード・コンポーネントに存在する、CWE-125 に分類される境界外読み取りの欠陥である。
この欠陥は、影響を受けるカーネル・コンポーネントが特定の入力を十分に検証しないことに起因する。標準的な非 Admin ユーザー権限を持つローカル攻撃者は、本来の範囲外にあるメモリへ、このコンポーネントを介してアクセスする可能性がある。
BeyondTrust Windows EPM の脆弱性
悪用に成功した攻撃者はカーネル・メモリを破壊し、カーネル・モードで任意コードを実行する可能性がある。Windows ではカーネル・モードのコードが最高レベルの権限を持つため、影響を受けるエンドポイントが完全に制御される可能性がある。
この脆弱性の悪用にはローカル・アクセスが必要である。つまり、システム上へ足場を確保する別の手法がない限り、インターネット経由で直接悪用することはできない。
しかし、フィッシング/マルウェア/盗まれたクレデンシャルなどの初期アクセス手法を介して、すでに低権限ユーザー・アカウントを侵害している攻撃者にとって、ローカル権限昇格のバグが有用となることが多い。
2 件目の脆弱性 CVE-2026-40145 (CVSS 7.1) は、アクセス制御不備の欠陥であり、CWE-1220 として追跡されている。この問題には、BeyondTrust EPM のサポート・ユーティリティと製品の改竄防止機能との相互作用が関係する。
特定の条件下においては、サポート・ユーティリティ・プロセスに適用される保護機能が、意図どおりに適用されない可能性がある。すでにエンドポイント上で昇格した権限を持つ攻撃者は、このユーティリティに影響を与え、EPM の改竄防止制御が想定している範囲の外側でコードを実行する可能性がある。
1 つ目の問題とは異なり、脆弱性 CVE-2026-40145 を悪用する攻撃者は、前提として昇格した権限/ローカル・アクセス/追加のエンドポイント固有の条件を保持している必要がある。
この脆弱性は Admin アクセスを得るための、最初の経路を提供するものではないが、攻撃者が特権アクセスを取得した後に、セキュリティ制御を弱体化させる可能性がある。
すでに BeyondTrust は、Endpoint Privilege Management (Windows Deployment) バージョン 26.1.2 をリリースし、これらの問題に対処している。
影響を受けるバージョンを使用している組織に求められるのは、一連のエンドポイントにおいて、可能な限り早期にバージョン 26.1.2 以降へとアップグレードすることである。
セキュリティ・チームにとって必要なことは、異常なローカル権限昇格アクティビティ/予期しないカーネル・レベルのクラッシュ/EPM サポート・ユーティリティに関連する不審なプロセス挙動/エンドポイント・セキュリティ制御を無効化または妨害しようとする試行について、システムを確認することである。
このアドバイザリが強調しているのは、特権マネージメント・ツールに迅速にパッチを適用することの重要性である。この種の製品は昇格した権限で動作し、重要なセキュリティ境界を適用する場合が多いため、カーネル・コンポーネントやカイザ案防止メカニズムに存在する脆弱性は、攻撃者にとって特に魅力的な標的となる。
BeyondTrust Endpoint Privilege Management (Windows Deployment) における、特権制御処理に対する非検証の問題が生じています。この脆弱性 CVE-2026-40144/CVE-2026-40145 を悪用する攻撃者により、ローカル端末上での任意コード実行/改ざん防止機能の無効化/最上位権限の奪取といった重大な被害が生じる恐れがあります。対応策として、最新版 26.1.2 以降への更新/カーネル挙動の監視/不審な昇格アクティビティの検知が推奨されます。
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