Cisco Nexus 9000 Series Switches Flaw Allows Remote Attackers to Execute Malicious Code
2026/09/03 CyberSecurityNews — Cisco が公表したのは、Cisco Nexus 9000 Series Switches の重大な脆弱性 CVE-2026-20212 (CVSS 9.8) に関する情報であり、未認証のリモート攻撃者による root 権限での任意コード実行が可能になると警告している。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Silicon One ASIC を使用する Nexus 9000 モデルであり、このセキュリティ問題は CWE-1327 に分類されると、2026年9月2日に公開された Cisco のアドバイザリ “cisco-sa-n9k-s1-rce-EH8dEtr” に記載されている。

Cisco によると、Technical Assistance Center (TAC) のサポートケースを解決する過程において、この脆弱性は発見された。一方、この記事の公開時点で Cisco PSIRT は、脆弱性 CVE-2026-20212 が悪用されている事例や、悪意ある活動を認識していないとしている。
この脆弱性の原因は、影響を受けるデバイスのデフォルトのレイヤー 3 仮想ルーティング・フォワーディング (VRF) 構成を通じて、TCP ポート 43210/43211 に到達できる点にあり、攻撃者が脆弱なサービスを標的とする際に、有効な認証情報は必要とされない。攻撃者は、外部へ公開されたスイッチへ接続して細工した入力を送信することで、その入力を root 権限で実行させる可能性がある。
Cisco Nexus 9000 Series Switches の脆弱性
root 権限を取得した攻撃者は、標的のスイッチを広範囲に制御でき、これにより、ネットワーク構成の変更やトラフィックの監視/サービスの妨害/データの傍受などに加えて、ネットワークに接続された他システムへの横展開が可能になる。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、S1HAL プロセスをクラッシュさせ、影響を受けるデバイスのリロードやネットワーク障害を引き起こす可能性があると、Cisco は警告している。
この問題は、Silicon One ASIC を搭載する Cisco Nexus 9000 Series Switches に影響し、Cisco が影響を受ける製品 ID として挙げているのは、N9324C-SE1U/N9348Y2C6D-SE1U/N9364E-SG2-O/N9364E-SG2-Q/N9396T12C-SE1/N9348Y12C-SE1/N9396Y12C-SE1/N9336C-SE1/N9K-C9804/N9K-C9808 である。
管理者は、スイッチ上で “show module” コマンドを実行することで、搭載されているモジュールや製品 ID を確認できる。返されたモデル番号を Cisco の影響を受ける製品リストと照合したうえで、Cisco Software Checker を使用して、現在利用している NX-OS リリースの脆弱性について確認する必要がある。
なお、Cisco は、アドバイザリに記載されていない他の Nexus 9000 モデルについては影響が生じないことを確認しており、ACI モードで動作する Nexus 9000 Fabric Switches も、この脆弱性の影響を受けない。さらに、影響を受けないことが確認されている製品群には、Nexus 3000 Series Switches/Nexus 7000 Series Switches/MDS 9000 Series Multilayer Switches/Cisco Firepower アプライアンス/Secure Firewall 製品/複数の UCS Fabric Interconnect プラットフォームが含まれる。
すでに Cisco は、CVE-2026-20212 に対処する修正済みソフトウェアをリリースし、修正済みの NX-OS リリースへの移行を強く推奨している。パッチ適用が完了するまで、ユーザー組織は Infrastructure Access Control List (iACL) を適用し、デバイスへ向けた管理やコントロール・プレーンのトラフィックを必要なものだけに制限すべきである。
さらに、iACL にルールを追加し、スイッチにローカルで設定された IP アドレスを宛先とする、宛先ポート 43210/43211 の TCP トラフィックを明示的に拒否することも緩和策となる。Cisco は一時的な保護を提供する Live Protect Shield もリリースしているが、これは完全なソフトウェア・アップグレードを展開するまでの暫定措置としてのみ使用すべきだと強調している。
Cisco Nexus 9000 Series の重大な脆弱性である CVE-2026-20212 が紹介されています。 特定ポートにおける接続制御の不足が原因で、認証なしで root 権限によるコード実行が可能な状態となっています。攻撃により機器を掌握されるリスク/機器のリロードによる障害の発生といった深刻な影響が懸念されます。対応策としては、修正済みソフトへの更新/iACL によるトラフィック遮断/保護ツールの適用などが挙げられます。運用機器の製品 ID や OS を速やかに点検し、適切なセキュリティ対策を実施することが求められます。
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