Ivanti Connect Secure 0-Day Vulnerability Actively Exploited in the Wild
2026/10/13 CyberSecurityNews — Ivanti が公表したのは、Ivanti Connect Secure (ICS) に存在し、実環境で悪用されているゼロデイ脆弱性に関する情報である。この脆弱性 CVE-2026-104935 は、CVSS スコア 8.6、深刻度 High と評価されている。Ivanti は 2026年10月13日に公開したセキュリティ・アドバイザリで、この脆弱性が実際に悪用され、限られた数の顧客が影響を受けたことを明らかにした。脆弱性 CVE-2026-104935 は、認証の不適切な検証に関する CWE-290 に分類されており、認証情報やユーザー操作を必要としないリモートの攻撃者に、任意のコマンド実行を可能にする恐れがある。

Ivanti Connect Secure のゼロデイ脆弱性
CVSS ベクターによると、この脆弱性は攻撃の複雑さが低く、機密性への影響が大きいが、完全性と可用性への影響は限定的である。当初、Ivanti の製品セキュリティチームは、この脆弱性に関する問題の一部を発見し、2026年7月にリリースしたバージョン 25.1.3.0 で修正していたが、他のサポート対象バージョンへの修正適用を進める過程で悪用が発見されたという。
Ivanti は、影響を受けた顧客を支援したセキュリティ企業 Volexity に謝意を示している。今回の脆弱性の公表は、過去の Ivanti VPN 製品に対する攻撃や、Ivanti のゼロデイ脆弱性を悪用した MITRE のネットワーク侵害に続くものである。ただし、これらの過去のインシデントでは、異なる脆弱性が悪用されているため、今回の攻撃キャンペーンで使用された手法を示す根拠にはならない。
影響を受けるバージョンと、修正済みバージョンは以下のとおりである。なお、バージョン 22.7 系以前は、この脆弱性の影響を受けない。
| 影響を受けるバージョン | 修正済みバージョン |
|---|---|
| 25.1.1.1 以前 | 25.1.1.2 |
| 25.1.2.2 以前 | 25.1.3.0/25.1.3.1 |
| 22.8R2.4 以前 | 22.8R2.5 |
ISA6000/ISA8000 のアプライアンスにおいて、バージョン 25.1.1.1 を使用している顧客は、バージョン 25.1.1.2 のインストールが必要となる。また、22.8 系を使用している組織には、バージョン 25.1 系への移行が推奨されるが、直ちに移行できない場合はバージョン 22.8R2.5 をインストールする必要がある。なお、22.7 系と 22.8 系は、いずれも 2027年1月31日にサポート終了 (EOL) を迎える。
バージョン 25.1.3.0 への移行には、ISA4500/ISA6500/ISA8500 のいずれかのプラットフォームが必要であり、物理環境では新しいサーバが求められる。その一方で、仮想環境およびクラウド環境では、適切なテンプレートを用いるデバイスの新規構築が求められる。管理者に推奨されるのは、プラットフォームの変更に先立ち、Ivanti が公開しているアップグレードおよび移行ガイドを確認することである。
Ivanti の説明によると、現時点で信頼できる侵害の痕跡 (IoC) は確認されておらず、悪用された疑いのある顧客に対しては、同社が公開している復旧手順に従うよう呼びかけている。ただし、今回のアドバイザリでは、攻撃者の特定につながる情報や具体的な悪用手法が明らかにされておらず、公表時点で確認された顧客以外に、どの程度まで被害が広がっているのかは不明である。
Ivanti Connect Secure (ICS) の認証検証の不備に起因する、ゼロデイ脆弱性 CVE-2026-104935 について詳述する記事です。リモートからの認証を経ない任意のコマンド実行リスクが存在しており組織のネットワークインフラストラクチャに対する甚大な被害が懸念されます。初期修正の適用を進める過程で実際に悪用された経緯があり、限られた数の顧客に影響が及んでいる点が明らかにされています。実環境での悪用事例が確認されている緊密な状況下において脆弱性の影響を受ける製品バージョンの正確な把握/サポート対象バージョンへの迅速なアップデートの実施/適切なプラットフォーム環境への確実な移行対応が推奨されます。
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