オープンソース・ソフトウェアの行方:Cyber Resilience Act 発行後の組織化に注目

Open-source software: A first attempt at organization after CRA

2024/11/05 HelpNetSecurity — オープンソース・ソフトウェア (OSS) 業界が開発しているのは、グローバル・インフラスのコアとなるソフトウェアであり、プロプライエタリ・ソフトウェアの大手企業の一部でさえ、クラウド・サービスに Linux サーバを採用しているほどである。しかし、Cyber Resilience Act により提起されたヨーロッパにおける問題などに対して、有機的な対応ができる代表団体の設立/組織化などは、これまでに一度も試みられていない。

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ランサムウェアが2倍増:ENISA が分析する欧州の交通機関への攻撃

Ransomware Attacks Double in Europe’s Transport Sector

2023/03/22 InfoSecurity — ENISA によると、ヨーロッパの運輸部門に影響を与えた、昨年の最も顕著なサイバー脅威はランサムウェアとデータ漏洩であり、前者のインシデント量は約2倍に増えているという。EU のセキュリティ機関であるENISAは、2021年1月〜2022年10月の期間を対象としで、この分野に関する初の脅威状況レポートを発表した。それによると、インシデント全体におけるランサムウェアの比率は、2021年の 13% から 2022年の 25% へと増加し、マルウェアの報告は 11% から 6% に減少し、データ侵害/漏えいも 21% から 9% に低減しているという。

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ENISA Threat Landscape 2022 が公開:欧州のサイバー脅威を俯瞰する

The 10th edition of the ENISA Threat Landscape (ETL) report is out!

2022/11/04 SecurityAffairs — ENISA (European Union Agency for Cybersecurity) は、サイバー・セキュリティにおける脅威の状況を示す、年次レポート ENISA Threat Landscape 2022 (ETL) を発表した。この、年次レポートの第10版は、2021年7月〜2022年7月に発生した事象を分析している。同レポートでは、地政学的状況が脅威の状況に与える影響が強調されている。ENISA の専門家たちは、上記の期間中に、サイバー戦争やハクティビズムに関連する悪意の活動の増加を確認している。

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ポイズンド・パイプライン:CI/CD 環境における攻撃メソッドについて

Poisoned pipelines: Security researcher explores attack methods in CI environments

2022/02/16 DailySwig — あるセキュリティ研究者が、Source Code Management (SCM) リポジトリのパーミッションを悪用することで、CI ポイズニング攻撃 (Poisoned Pipeline Attacks) につながることを解説している。Continuous Integration (CI)/Continuous Delivery (CD) プラットフォームを含む開発者のための環境は、コードのマージ/ソフトウェアビルドの自動化/テスト/DevOps プロジェクトへのコード提供のための、基本的なビルディング・ブロックである。

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