最近になって公表された lighttpd の脆弱性 CVE-2018-25103:直ちにアップデートを!

Vulnerability in lighttpd Web Server Exposes Sensitive Data: Urgent Patch Required

2024/07/10 SecurityOnline — カーネギーメロン大学 CERT/CC (Coordination Center) が公開したのは、lighttpd 1.4.50 以下における use-after-free の脆弱性に関する情報である。この脆弱性の悪用に成功したリモートの未認証の攻撃者は、細工した HTTP リクエストを悪用することを可能となり、Web サーバのクラッシュや機密データ漏洩を引き起こす可能性を手にする。2018年の時点において lighttpd プロジェクトは、この脆弱性を修正している。しかし、最近まで CVE が採番していなかったことで、数多くの実装にパッチが適用されておらず、未だセキュリティ・リスクが残存している。

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NGINX の HTTP/3 実装における脆弱性:CVE-2024-32760 などが FIX

NGINX Releases Security Updates: HTTP/3 Vulnerabilities Patched

2024/05/30 SecurityOnline — 直近のセキュリティ・アドバイザリで、NGINX 開発チームがユーザーに推奨しているのは、最新の Web サーバ・ソフトウェア・リリースへの、早急なアップグレードである。このアップデートは、特に “ngx_http_v3_module” を使用する際のコンフィグレーションに影響を及ぼす、HTTP/3 実装に関連する4つの深刻な脆弱性に対処している。

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Varnish Cache の脆弱性 CVE-2024-30156:Web サイトをダウンさせる Dos 攻撃が生じる恐れ

CVE-2024-30156 Flaw in Popular Varnish Cache Software Could Cripple Websites

2024/03/24 SecurityOnline — Web サイトのスピードとパフォーマンスの向上のために、広く利用されている Varnish Cache だが、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-30156 が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、サービス拒否 (DoS) 攻撃を仕掛け、コンテンツが豊富な大規模な Web サイトが相手であっても、ダウンさせる可能性を持つという。

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北朝鮮のハッカー Lazarus:Microsoft IIS Server を乗っ取ってマルウェアを配布

Lazarus hackers hijack Microsoft IIS servers to spread malware

2023/07/24 BleepingComputer — 北朝鮮の国家支援のハッカー・グループである Lazarus が、Windows IIS (Internet Information Service) Web サーバを乗っ取り、マルウェアを配布していることが明らかになった。Microsoft の Web Server ソリューションである IIS は、Web サイトや Microsoft Exchange Outlook Web などのアプリケーション・サービスをホストするために使用されるものだ。

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