北米の VPN 市場:まもなく 700億ドル規模に達する

North America VPN Market Will Soon Be Worth $70 Bn

2021/09/22 CyberSecurityIntelligence — 市場調査会社 Graphical Research の最新レポートによると、北米の VPN 市場は、安全な接続に対する需要の高まりと、機密データの転送における匿名性の必要性から、大幅な成長を遂げると見込まれている。保護されていない Wi-Fi ネットワークで、ネットサーフィンやビジネスを行うと、個人情報が漏洩する危険性があるのは言うまでもない。

コーヒーショップの列に並んでいる間にビジネス・メールを読むとき、また、病院の待合室で銀行口座の詳細を確認したりするときには、誰もが安全なネットワークへのアクセスを必要とする。パスワードが必要なプライベート Wi-Fi ネットワークに接続している場合を除き、オンラインでやり取りされる全てのデータには、ネットワーク上で窃取される可能性がある。

VPN の暗号化と匿名性により、電子メールの送信、オンライン・ショッピング、請求に対する支払いなどの、オンライン活動を安全に行うことができる。VPN は、データを暗号化し、IP アドレスを隠すことで、ユーザーのオンライン ID を保護し、公共の Wi-Fi ホットスポット利用を安全にする。COVID-19 パンデミックに伴う在宅勤務 (WFH: work from home) の普及が、VPN サービスの導入を後押ししている。

2026年までは、エクストラネット接続分野における、VPN 市場シェアが堅調に伸びると予測されている。エクストラネット接続は、プライベート・インフラ上に散在するビジネス・リソースに、柔軟にアクセスしたいという企業の要求に応えるものだ。エクストラネット接続は、追加のネットワーク機器を減らし、企業が現在持っているネットワーク・リソースを、より有効に活用するのに役立つ。

MPLS ベースの VPN セグメントは、2019年の北米市場全体の 35%以上を占めている。MPLS VPNは、複数のサイトにまたがる優先度ベースのデータ配信を容易にするため、最も一般的に使用されています。 企業は、ビジネス要件に基づき、レイテンシーとリソースを効率的に使用できる。 市場の需要を増大させるもう1つの要因は、サイバー攻撃とデータ侵害が大幅に増加する現状にある。それにより、北米の市場全体で VPN の採用が余儀なくされている。

VPN ソリューションは、金融取引の際に最大限の保護を提供するために、BFSI 業界ので使用されている。金融機関は、顧客の機密情報を保護する必要性の高まりを受けて、VPN 関連のプロダクトやサービスを導入している。VPN を導入することで、企業はセキュリティ機器への追加の支出を抑えることができる。

2026年には、北米におけるリモート・アクセス接続分野の VPN 市場は、全体の45% 以上を占めると予想されている。リモートアクセス VPN は、暗号化されたルートでインターネットに接続することで、企業リソースに対する安全なアクセスという需要に応えている。また、柔軟性を高め、通信費を節約するために、複数の企業がリモート・アクセス接続を導入している。VPN は、従業員/請負業者/パートナーなどの、特定のユーザーに適したアクセス権限を用いて、安全な通信を提供している。

米国では、モバイル・デバイスの普及と、BYOD ルールの導入が、VPN 市場の急速な発展の原動力となっている。2018年の例を引用すると、米国の組織の約78%が BYOD を利用していると報告していた。また、GSMA Intelligence の Mobile Economy 2019 では、2018年の米国におけるスマートフォンの普及率は 83% と報告されていた。

VPN マーケット、デカイですね! 「モバイル・デバイスの普及と、BYOD ルールの導入が、VPN 市場の急速な発展の原動力となっている」というのは、たしかに、その通りなのですが、ネットワーク境界を防御するだけでは足りないというのが、いまの主流という感じですね。ネットワークを守り、それに加えて、アプリケーションも守るという、スタンスでないと無理があるのでしょう。よろしければ、「セキュリティを押しつけるな!ネットワークさんが怒ってます!」も ど〜ぞ。また、カテゴリ VPN もありますので、合わせて ご利用ください。

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