Google の発表:Chrome 謹製のエクステンションであっても無効化される?

Google will disable some of its own Chrome extensions soon

2024/09/05 ghacks — Google Chrome エクステンションを使用しているユーザーにとって、ある日突然に、一部のエクステンションにアクセスできなくなる可能性が生じている。この問題は、サードパーティのエクステンションだけでなく、Google が Chrome 用に作成したエクステンションにも当てはまる。いま、Google は、Chrome のエクステンション・システムを変更している。新しいシステムへとアップデートされていない古いエクステンションは、無効化され、最終的にはブラウザから削除されるという。


この変更は、Microsoft Edge/Brave/Vivaldi/Opera などの、すべての Chromium ベースのブラウザにも影響する。旧システムのサポートを1年延長するという、変更を実施する計画もあるが、いずれサポートは終了する。

ただし、Brave の開発者は、uBlock Origin などの人気の Chrome エクステンションを、Brave では継続してサポートすると約束している。

その他の、大半の Chrome/Chromium ベースのユーザーは、2024年中に多くのエクステンションが使えなくなる。ただし、ブラウザの開発元がデフォルトで実装する予定がなくても、すべてのエクステンションに対して、サポートを1年間延長させるように設定できる。

影響を受ける Chrome エクステンションは?

あなたが使用しているエクステンションが、影響を受けるかどうかを確認するには、いくつかの方法がある:

Option 1


ブラウザのアドレスバーに “chrome://extensions” を読み込む。Google はページ上部に互換性のないエクステンションを表示することがある。それらが表示されない場合は、変更が適用される前に表示される。エクステンションが対象外の場合は、”These extensions may soon no longer be supported” というメッセージが表示される

Option 2


エクステンションの、Chrome Web ストアのページを開く。ページの上部付近に「このエクウスは、Chrome エクステンションのベストプラクティスに従っていないため、まもなくサポートされなくなる可能性がある」というメッセージが表示される場合があり、そのようなケースでは、開発者による更新が行われない限り、体操となるエクステンションは無効化される。”featured” タグが残っているエクステンションは、新たなシステムに対して、互換性があることを示している。

機能しなくなる Google エクステンションは?

Google からの公式のものではないが、非公式なリストがある。Google の変更が適用される期限の前に、エクステンションがアップデートされる可能性があることを覚えておいてほしい。

  • Chrome Web Store Launcher
  • Google Analytics Debugger
  • Google Dictionary
  • Google Tone
  • IBA Opt-out
  • Page Analytics
  • Password Alert
  • Tag Assistant Legacy

おそらく、もっとあるだろうが、 Google による全てのエクステンションをリストアップするオプションは、ストアには存在しない。Google によるエクステンションをリストアップすることが可能なようだが、すでにリストは、大幅にフィルタリングされているようだ。

Google は過去においても、異なるアカウントでエクステンションを公開している。全体的に見て、数多くのエクステンションが影響を受けている可能性が高そうだ。

最後に

あなたのエクステンションを、継続して使うための代替手段があるかもしれない。しかし、何もないかもしれない。Firefox は Chromium をコアとして使用していないため、Google が無効化したエクステンションであっても実行できるようだ。