Google Gemini の3件の脆弱性が FIX:ユーザー情報と位置データの漏洩を悪用する攻撃例とは?

Google Gemini Vulnerabilities Let Attackers Exfiltrate User’s Saved Data and Location

2025/09/30 CyberSecurityNews — Google の AI アシスタント・スイート Gemini に3件の脆弱性が発見されたが、それらを悪用する攻撃者がいれば、ユーザーが保存した情報や位置データを窃取する可能性があったという。Tenable が Gemini Trifecta と命名した、これらの脆弱性が示すのは、AI システムが単なる標的ではなく、攻撃手段として悪用され得ることである。つまり、この研究で明らかになったのは、Gemini エコシステム内の複数コンポーネントに、深刻なプライバシー・リスクが潜んでいることだ。

Continue reading “Google Gemini の3件の脆弱性が FIX:ユーザー情報と位置データの漏洩を悪用する攻撃例とは?”

Palo Alto PAN-OS GlobalProtect の脆弱性 CVE-2024-3400 が標的:スキャンの急増と PoC の公開

Hackers Actively Probe Palo Alto PAN-OS GlobalProtect Vulnerability for Exploitation

2025/09/30 gbhackers — Palo Alto Networks PAN-OS に存在する、深刻な GlobalProtect 脆弱性 CVE-2024-3400 の影響を受けるシステムを狙う、脅威アクターによるスキャン活動が、インターネット全体で急増している。GlobalProtect ポータルのファイル・アップロード・エンドポイントを標的とする、IP アドレス “141.98.82.26” からのアクセスが、このファイアウォール上でのセッション・ファイルの取得と悪用を試みていたことが、SANS ISC のセキュリティ研究者により確認されている。

Continue reading “Palo Alto PAN-OS GlobalProtect の脆弱性 CVE-2024-3400 が標的:スキャンの急増と PoC の公開”

Linux Kernel 6.17 がリリース:競合状態/解放後メモリ使用の脆弱性を修正

Linux 6.17 Released With Fix for use-after-free Vulnerabilities

2025/09/30 CyberSecurityNews — Linus Torvalds が発表した新バージョン Linux Kernel 6.17 は、画期的な機能の追加ではなく、段階的な改善と安定性に重点を置いたリリースである。このアップデートでは、さまざまなサブシステムをカバーするかたちで、多数のバグ修正/セキュリティ強化/ドライバ更新が施されている。リリース・メッセージにおいて Linus Torvalds は、開発の最終週について「特別なサプライズはないよ」と述べ、順調さを示す良い兆候とみなしていた。

Continue reading “Linux Kernel 6.17 がリリース:競合状態/解放後メモリ使用の脆弱性を修正”

Apple Font Parser の脆弱性 CVE-2025-43400:悪意のフォントによるサービス拒否/メモリ破損の恐れ

Apple Font Parser Vulnerability Enables Malicious Fonts to Corrupt Process Memory

2025/09/30 CyberSecurityNews — Apple が展開したのは、Font Parser コンポーネントに存在する脆弱性 CVE-2025-43400 に対処するための、すべての OS に対するセキュリティ・アップデートである。この脆弱性を悪用する攻撃者は、コンテンツに埋め込んだ悪意のフォントを介して、アプリケーションのクラッシュやプロセス・メモリの破損を引き起こす恐れがある。

Continue reading “Apple Font Parser の脆弱性 CVE-2025-43400:悪意のフォントによるサービス拒否/メモリ破損の恐れ”

VMware のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-41244:中国由来の脅威アクターによる悪用を観測

Urgent: China-Linked Hackers Exploit New VMware Zero-Day Since October 2024

2025/09/30 TheHackerNews — 2024年10月中旬以降において、VMware Tools/VMware Aria Operations に影響を及ぼす新たな脆弱性を、UNC5174 と呼ばれる脅威アクターがゼロデイ攻撃として悪用していると、NVISO Labs がレポートしている。この脆弱性 CVE-2025-41244 (CVSS:7.8) は、ローカル権限昇格のバグである。

Continue reading “VMware のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-41244:中国由来の脅威アクターによる悪用を観測”

Asahi Beer を標的とするサイバー攻撃:日本国内での生産が一部停止

Cyberattack on Beer Giant Asahi Disrupts Production 

2025/09/30 SecurityWeek — 9月29日 (月) に、日本のビール大手 Asahi Group Holdings は、サイバー攻撃により国内事業が中断されたと発表した。同社によると、このインシデントによりシステム障害が発生し、国内の全子会社における受注/出荷の業務と、コールセンター業務に影響が出たという。Reuters によると、国内の 30 工場のうちの一部では、サイバー攻撃の影響で生産が停止しているという。

Continue reading “Asahi Beer を標的とするサイバー攻撃:日本国内での生産が一部停止”

Veeam Backup & Replication 標的の RCE エクスプロイト:ダークウェブでの販売の疑い

Veeam RCE Exploit Allegedly Listed for Sale on Dark Web

2025/09/30 gbhackers — ダークウェブ・マーケットプレイスに新たに掲載されたリストが、サイバー・セキュリティ・コミュニティに懸念を引き起こしている。ハンドルネーム “SebastianPereiro” を用いる販売者が宣伝するのは、Veeam Backup & Replication プラットフォームを標的とするリモート・コード実行 (RCE) のエクスプロイトであるという。”2025年6月のバグ” として宣伝されている、このエクスプロイトは Veeam 12.x 系の特定バージョン (12.1/12.2/12.3/12.3.1) に影響を与えるものだ。広告によると、このエクスプロイトは Active Directory と統合されたシステムに特化し、悪用の前提として正規の Active Directory 認証情報が必要になるという。

Continue reading “Veeam Backup & Replication 標的の RCE エクスプロイト:ダークウェブでの販売の疑い”

CISA KEV 警告 25/09/29:Cisco IOS/Fortra/Libraesva/Linux Sudo/Adminer の脆弱性を登録

U.S. CISA adds Adminer, Cisco IOS, Fortra GoAnywhere MFT, Libraesva ESG, and Sudo flaws to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2025/09/30 SecurityAffairs — 米国 の CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、Cisco IOS/Fortra GoAnywhere MFT/Libraesva ESG/Linux Sudo/Adminer の脆弱性を KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに登録した。

  • CVE-2025-20352:Cisco IOS/IOS XE:スタック・オーバーフロー
  • CVE-2025-10035:Fortra GoAnywhere:信頼できないデータのデシリアライズ
  • CVE-2025-59689:Libraesva ESG:コマンド・インジェクション
  • CVE-2025-32463:Linux Sudo:信頼できない制御範囲からの機能の組み込み
  • CVE-2021-21311:Adminer: サーバサイド・リクエスト・フォージェリ
Continue reading “CISA KEV 警告 25/09/29:Cisco IOS/Fortra/Libraesva/Linux Sudo/Adminer の脆弱性を登録”