Privacy Sandbox Initiative: Google to Phase Out Third-Party Cookies Starting 2024
2023/05/19 TheHackerNews — Chrome ブラウザにおけるサードパーティ Cookie のサポートを廃止するために、2度も延期されてきた Privacy Sandbox イニシアチブ計画を正式にスタートすると、Google は発表した。そのために、同社は、2024年 Q1 に、世界中の Chrome ユーザーの 1% に対して、サードパーティ Cookie を段階的に削除するつもりだと述べている。

Google の VB of Privacy Sandbox である Anthony Chavez は、「この計画は、サードパーティ Cookie を使用しない製品の準備と効果を評価する、現実世界における開発者を支援するものだ」と述べている。
この展開に先立ち Googleは、ユーザーが設定できるサブセット (最大10%) に対して、サードパーティの開発者がプロセスをシミュレートする機能を、2023年 Q4 に導入すると述べている。
さらに Google は、この計画が規制当局の監督と、英国の Competition and Markets Authority (CMA) の意見を取り入れて設計/開発されたものであり、この提案が公平な競争条件を同社に有利に傾けないように、実施を監督していると強調している。
Privacy Sandbox は、Web/Android 向けの2つのプロジェクトであり、サードパーティ Cookie やクロスアプリ識別子を不要にした上で、プライバシーを保護する方法で関連コンテンツや広告を提供することで、秘密裏のトラッキングを制限することを目的としている。
2023年2月初旬に Google は、Privacy Sandbox on Android のベータテストを、Android 13 を搭載したモバイル端末で開始している。
Topics を取り込んだ Privacy Sandbox API は、2023年7月下旬にリリースが予定されている Chrome 115 で、オリジン・トライアルに参加することなく、すべてのユーザーが一般に利用できるようになる見込みだ。
このアイデアを簡単に言うと、1週間のユーザーの閲覧活動 (Epoch と呼ばれる) に基づき、デバイス上で粗粒度の関心シグナル (Topics と呼ばれる) を推測し、その情報をアドテク・ベンダーと共有することで、ターゲットを絞った広告を提供するというものだ 。
また、各 Epoch で選択されるカテゴリは、その期間に最も頻繁にアクセスされた Topics からランダムに選択され、変化していく興味をユーザーがコントロール可能にすることを目的としている。
2024年後半に Google は、Chrome 上のサードパーティCookie を、完全にオフにすることを目標としているが、関係者との議論/フィードバック/テストに応じて、スケジュールを変更する可能性があるとも述べている。
Google におけるサードパーティ・クッキーの取り扱いですが、ようやく動き出すようです。広告収入に大きく依存する同社にとって、クッキーは生命線であるため、少しでも長く存続させようという考え方があるのは、当然のことだと思えます。しかし、その一方では、2023/05/14 の「Brave の Forgetful Browsing という新機能:ファーストパーティ追跡を Stop!」に記されているように、新たな動きも注目されています。クッキーの消滅とまではいかなくても、縮小へ向けた動向は大歓迎です。

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