Microsoft will block 3rd-party printer drivers in Windows Update
2023/09/11 BleepingComputer — Microsoft が発表したのは、今後の4年間にわたる、プリンタ・ドライバ戦略の実質的かつ段階的な方向性の転換である。その一環として、Windows Update でのサードパーティ製プリンタ・ドライバの配信停止が決定された。同社は、「Windows 10 21H2 のリリースから、Windows は Microsoft IPP (Internet Printing Protocol) クラス・ドライバを介して、ネットワークと USB インターフェイス上で Mopria 準拠のプリンタ・デバイスのインボックス・サポートを提供するようになる。これにより、印刷機器メーカーは、独自のインストーラー/ドライバ/ユーティリティーなどを提供する必要がなくなる」と述べている。

MORSE (Microsoft Offensive Research & Security Engineering) の Principal Engineer Manager である Johnathan Norman によると、サードパーティ製のプリンタ・ドライバを無効にする、新しいデフォルト・プリント・モードが導入されるようだ。
何百ものモデルに影響を与える、プリンタ・ドライバのセキュリティ上の脆弱性は、何年にもわたって気づかれないことが多く、ユーザーを深刻なセキュリティ・リスクにさらしてきた。
Norman は、「我々は、Windows のプリント機能に大きな変更を加える。これは、より安全で現代的なプリント・システムへの第一歩だ」と Twitter(X) に投稿している。
さらに彼は、「近い将来、Windows のデフォルトは、印刷用のサードパーティ製ドライバを無効にする新しい印刷モードになる」と、 Mastodon で述べている。

2025年から、Microsoft はプリンタ・ベンダーからのドライバ提出を受け付けなくなり、新しいサードパーティー・プリンタ・ドライバは Windows Update に反映されなくなる。その翌年の 2026年には、プリンタ・ドライバのランキングが変更され、社内の Windows IPP クラスのドライバが優先されるようになる。そして、2027年以降は、サードパーティ製プリンタ・ドライバのアップデートは、セキュリティ・フィックスを提供しない限り、Windows Update を通じて配信されなくなる。
ただし、それ以降においても Windows は、ベンダーが提供するプリンタ・ドライバをスタンドアロン・インストール・パッケージとして、各ベンダーの Web サイトからインストールできるようにするとされる。サードパーティのプリンタ・ドライバがサービス終了を迎えた後も、プリンタ・ベンダーがリリースした全てのドライバは引き続き動作し、全てのバージョンの Windows にインストールできる。
Microsoft は、「既存のサードパーティ製プリンタ・ドライバは、Windows Update からインストールできる。また、ユーザーは印刷機器メーカーが提供するインストール・プログラムを使用して、プリンタ・ドライバをインストールすることも可能だ。しかし、2025年には、新しいプリンタ・ドライバは Windows Update に反映されなくなる。メーカーや独立系ソフトウェア・ベンダーは、これらのプリンタ・ドライバをダウンロード/インストールするための代替手段を、顧客に提供する必要がある」と説明している。
同社は、それぞれの Windows バージョンが Microsoft サポート・ライフサイクル内にある限り、レガシー・プリンタ・ドライバ用のセキュリティ・パッチを発行し続ける予定だという。
面倒なプリンターの管理ですが、このようにドライバが標準化されると、ずいぶんと負担が軽くなるでしょうね。特に、大きな組織で利用される、大量のプリンタを管理するケースなどでは、効率が良くなるだけではなく、古くて脆弱なドライバが放置されるようなケースも減少していくはずです。地味なところですが、しっかりと頑張る Microsoft です。

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