Microsoft Office を攻撃する Agent Tesla RAT:古い脆弱性が悪用されるという現実

Old vulnerabilities are still a big problem

2023/09/06 HelpNetSecurity — Microsoft Office に存在する、古いリモートコード実行の脆弱性を悪用して、無防備なユーザーに Agent Tesla RAT 配信するィッシングキャンペーンが、つい先日に発見された。Fortinet の研究者である Xiaopeng Zhang は、「脆弱性 CVE-2017-11882/CVE-2018-0802 に対するパッチは、2017年11月と 2018年1月に、Microsoft からリリースされている。しかし、脅威アクターたちにとって、これらは依然として人気の脆弱性であり、5年以上が経過した今でも、まだパッチが適用されていないデバイスが野放しになっていることが示唆される。私たちは、IPS レベルで、1日あたり 3000件の攻撃を観測し、緩和している。観測された脆弱なデバイスの数は、1日あたり約 1300台である」と述べている。

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2022年 Q2 のサイバー攻撃を分析:Microsoft の古い脆弱性が最も多く狙われた

Most Q2 Attacks Targeted Old Microsoft Vulnerabilities

2022/08/16 DarkReading — 2021年9月にパッチが適用された、Microsoft の MSHTML ブラウザエンジンに存在するリモートコード実行の脆弱性だが、それを狙った攻撃が 2022年 Q2 に急増したことが、Kaspersky の分析により判明した。Kaspersky の研究者たちは、この脆弱性 CVE-2021-40444 を狙った攻撃は、少なくとも 4886件を数え、2022年 Q1 に比べて8倍に増加したという。 この脆弱性に対する敵対者の関心が継続しているのは、悪用が容易であるためだと、同社は分析している。

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