米国におけるデータ侵害:2023年 1月〜9月期の 2116件は昨年の合計を上回る

US Smashes Annual Data Breach Record With Three Months Left

2023/10/12 InfoSecurity — ITRC (Identity Theft Resource Center) によると、2023年1月〜9月期に報告された米国のデータ漏洩は 2116件 であり、Q4 を残して過去最悪の年となっている。この非営利団体は、米国で公に報告された情報漏えいを追跡調査している。2023年 Q3 にはデータ漏洩が 733件発生し、Q2 と比べて 22% 減少した。しかし、この相対的な落ち込みがあるにしても、2021年に記録された 1862件 という、これまでの最悪のレベルを超えるには十分なものであった。

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ランサムウェアとデータ侵害:2022年 Q2 の減少を分析してみた

Data Breaches Linked to Ransomware Declined in Q2 2022

2022/07/14 DarkReading — Identity Theft Resource Center の新しいデータ分析 First Half 2022 Data Breach Analysis によると、データ侵害につながるランサムウェア攻撃は、2022年 Q1 と Q2 を比較すると 20% 減少している。この ITRC のレポートは、「セキュリティ研究者たちは、ランサムウェア攻撃の減少は、ウクライナで進行中の紛争や。サイバー犯罪者が好む暗号通貨の崩壊といった、複合的な要因によるものと考えられる。このようなトレンドは、大規模な侵害や小規模な侵害が発生すれば、すぐに修正される可能性がある」と指摘している。

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クレデンシャル・スタッフィング攻撃:現状を理解して対策を講じるために

The State of Credential Stuffing Attacks

2022/01/17 SecurityIntelligence — この数年において、クレデンシャル・スタッフィングが、デジタル攻撃者の間で好まれる手口となっている。Help Net Security の報告によると、研究者たちは 2020年に、世界で 1,930億件のクレデンシャル・スタッフィング攻撃を検出した。そのうち、金融サービス分野は 34億件の攻撃を受け、前年比で45%以上の増加となっている。Business Wire によると、2021年の上半期に詐欺師たちは、既存のユーザー・アカウントへの侵入や、新しいアカウントの作成などにより、デジタルア・カウントを標的にしてきた。そのうちの 30% ほどが、クレデンシャル・スタッフィングによる攻撃だった。

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フィッシングやランサムウェアがデータ侵害を増幅していく

Phishing, Ransomware Driving Wave of Data Breaches

2021/07/12 SecurityBoulevard — 2021年も前半が終わったが、5月だけを除いて毎月、データ侵害が増加している。この傾向が続くとして、つまり毎月の平均である 141件 の新たな侵害が発生するとして、今年の合計は2017年のワースト記録である 1,632件 を上回ることになる。これらのデータは、非営利団体である Identity Theft Resource Center (ITRC) が発表した、最新のデータ侵害分析レポートで明らかにされたものであり、米国のデータ侵害は 2021年 Q2 で 491件となり、Q1 との比較で 38% の増加となっている。

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