Windows TCP/IP 脆弱性 CVE-2024-38063:ワーム攻撃に悪用される可能性は?

Windows TCP/IP Vulnerability CVE-2024-38063: Researchers Hold Back Exploit Details Due to High Risk

2024/08/14 SecurityOnline — 先日の August Patch Tuesday で Microsoft は、Windows TCP/IP スタック内の深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-38063 (CVSS:9.8) に緊急対応した。この脆弱性は、企業環境に対する深刻な脅威として分類されており、最小限の労力で攻撃者が、リモート・コード実行を可能にするというものだ。

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P2PInfect ワームが Redis を侵害:洗練された手口と Rust で書かれたコードとは?

New P2PInfect Worm Targets Redis Servers with Undocumented Breach Methods

2023/07/31 TheHackerNews — P2PInfect P2 ワーム は、これまで文書化されていないイニシャル・アクセス方法を用いて、影響を受けやすい Redis サーバに侵入し、ボットネットへと取り込んでいることが確認されている。Cado Security の研究者である Nate Bill と Matt Muir は、「このマルウェアは、レプリケーション機能を悪用することで、Redis データストアの露出したインスタンスを侵害する。クラウド環境の Redis に対する一般的な攻撃パターンは、悪意のインスタンスを介して上記の機能を悪用し、レプリケーションを有効化することである。具体的に言うと、公開された Redis インスタンスに接続し、SLAVEOF コマンドを発行することで実現する」と、The Hacker Newsと共有したレポートの中で述べている。

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P2PInfect という新種のワーム:Redis サーバの脆弱性 CVE-2022-0543 が狙われている

New P2PInfect worm malware targets Linux and Windows Redis servers

2023/07/23 BleepingComputer — 7月11日にセキュリティ研究者たちは、インターネットに公開された Windows/Linux 上で動作する Redis インスタンスを標的とする、自己拡散機能を備えた新しい P2P マルウェアを発見した。Lua サンドボックス・エスケープの脆弱性 CVE-2022-0543 が放置されている Redis サーバに、この Rust ベースのワーム (P2PInfect と命名) が侵入することも、Unit 42 の研究者たちは発見した。この2週間において、インターネットに公開された 307,000 台以上の Redis サーバが発見されているが、P2PInfect の攻撃に対して潜在的に脆弱なのは 934 インスタンスに過ぎないと、研究者たちは述べている。

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インサイダーからの攻撃:過失と 故意と 復旧と

Protecting Data From Insider Threats

2021/09/20 SecurityBoulevard — 2021年9月は、National Insider Threat Awareness Month (NITAM) の3年目にあたる。NITAM の Webサイトによると、今月の目標は、承認されたアクセスを悪用して組織のリソースに害をおよぼす試みの防止とのことだ。先日に、National Counterintelligence and Security Center の acting director である Michael J. Orlandoは、データ保護意識を高めるために、この9月は、インサイダー脅威を検知/抑止/軽減することで、国家を守ることの重要性を強調すべきだという、書簡を発表した。

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