Chinese ride-hailing giant Didi Chuxing denies reports of Beijing government-led investment
2021/09/04 SCMP — 世界最大のライドシェア企業である Didi Chuxing (滴滴出行) は、同社を国家管理下に置くための投資案を、北京市政府が主導しているという、各種メディアの報道を否定した。土曜日の午後に同社は、「北京市政府が関連企業を調整して、Didi に投資するという、海外メディアの主張は事実に反する」と Weiboでステートメントを発表した。
金曜日に Bloomberg が、関係者からの話として報じたのは、有力な Beijing Tourism Group 一員である Shouqi Group と、首都に拠点を置くいくつかの企業が、取締役会の議席と拒否権を持つ「ゴールデン・シェア」の形で、Didi の株式を取得するという予備的な提案である。
この報道は、TikTok のオーナーである ByteDance の、国内主要子会社における少数の株式と取締役会の席を、中国政府が取得してから数ヶ月後に発信されたものであり、中国で最も価値のあるテクノロジー・ユニコーンに対する、北京の監視が強化されることが示唆される。
中国政府は Didi のサイバー・セキュリティについて調査を行い、また、Cyberspace Administration of China (CAC) / Ministry of Public Security / Ministry of National Security などの7つの機関からなるタスクフォースを主導していることから、Didi の将来についてはさまざまな憶測が飛び交っている。
この調査は、Didi の米国での新規株式公開後に行われている。CAC は Didi にネットワーク・セキュリティを見直すよう求めていたが、同社は従うことなく、6月30日の上場を進めた。しかし、北京がアプリの新規ダウンロードを禁止したことで、市場価値の 43% に相当する US$29 billion が、1カ月足らずで消えてしまった。
先月に Didi は、関係者たちの発言を引用した、South China Morning Post の報道を否定した上で、政府によるサイバー・セキュリティの見直しを受け、経営陣の入れ替えが迫っていると伝えた。
Didi はいじめられますね。7月11日の「中国のビッグテックが直面する新たなデータ保護法とは?」には、同社における上場とサイバー・セキュリティ審査の経緯が書かれています。先日の、「中国企業トップの発言:共産党によるデータの把握は必要不可欠」にもあるように、ハイテク産業の在り方について、大きな意見の対立があるように思えます。締め付けを厳しくして、これまでと同様の成長が続けられるのか? そのあたりに注目が集まりそうです。