Ubuntu/RHEL/Fedora のコアダンプに問題:Linux 上の機密情報の抽出の恐れ

New Linux Flaws Allow Password Hash Theft via Core Dumps in Ubuntu, RHEL, Fedora

2025/05/31 TheHackerNews — Ubuntu/Fedora/Red Hat Enterprise Linux のコアダンプ・ハンドラである apport と systemd-coredump に、2件の情報漏洩の脆弱性が存在することが、Qualys の Threat Research Unit (TRU) により特定された。

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Fedora Linux の CVE-2025-1272 が FIX:カーネル保護機能の欠落が判明

CVE-2025-1272: Fedora Linux Kernel Flaw Leaves Systems Vulnerable

2025/02/19 SecurityOnline — Fedora Linux に発見されたセキュリティ上の脆弱性により、システムが攻撃に対して脆弱になる可能性がある。この脆弱性 CVE-2025-1272 (CVSS:7.7) が影響を及ぼす範囲は、バージョン 6.12 以降の Linux カーネルのロックダウン・モードである。この重要なセキュリティ機能は、機密性の高いカーネル・リソースへのアクセス制限のために設計されているが、Fedora Linux ディストリビューションでは警告なしにデフォルトで無効化されてことが判明した。

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GStreamer ライブラリに複数の脆弱性:各種の Linux Systems や MM アプリにリスク

Linux Systems at Risk: GStreamer Vulnerabilities Threaten Millions

20224/12/29 SecurityOnline — Ubuntu/Fedora/openSUSE などの Linux ディストリビューションで採用される、OSS のマルチメディア・フレームワークである GStreamer に 29 件の脆弱性が発見されたと、GitHub Security Lab の Antonio Morales による最新レポートが伝えている。GStreamer は、Audio/Video のデコード/字幕解析とメディア・ストリーミングなどの、広範なマルチメディア機能をサポートしている。マーケットに提供される数多くのシステムの重要なコンポーネントであり、 Nautilus/GNOME Videos/Rhythmbox といった主要アプリケーションと統合されているため、サイバー攻撃者にとって魅力的なターゲットになっている。

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XZ Utils の脆弱性 CVE-2024-3094:バックドア検出の無料スキャナーを Binarly が開発/提供

Binarly Released The Free Online Scanner To Detect The Cve-2024-3094 Backdoor

2024/04/02 SecurityAffairs — 3月29日に Microsoft のエンジニアである Andres Freund が明らかにしたのは、xz ツールとライブラリの最新バージョンにバックドアが存在するという現実である。この脆弱性は、CVE-2024-3094 (CVSS:10.0) として追跡されている。Red Hat は、Fedora の開発版/実験版が稼働しているシステムを直ちに使用中止するよう、ユーザーに呼びかけている。XZ は、一般的なデータ圧縮フォーマットであり、Linux ディストリビューションにおける、コミュニティ主導型と商用型の大半に実装されている。

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XZ Utils に注入されたバックドア:主要の Linux ディストリビューションに影響

Supply Chain Attack: Major Linux Distributions Impacted by XZ Utils Backdoor

2024/04/01 SecurityWeek — データ圧縮ライブラリである XZ Utils のバックドア付きバージョンにより、主要な Linux ディストリビューションがサプライチェーン攻撃の影響を受けている。このバックドアは、Microsoft の Software Engineer である Andres Freund により発見されたものである。彼によると、2024年2月にリリースされた XZ Utils 5.6.0 の tarball ダウンロード・パッケージに、悪意のコードが混入していたという。その直後にリリースされたバージョン 5.6.1 では、難読化の追加や一部の設定で発生するエラーの修正など、悪意のコードが更新されていた。

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XZ Utils の脆弱性 CVE-2024-3094:Fedora で発見されたバックドア – Red Hat 警告

Red Hat warns of backdoor in XZ tools used by most Linux distros

2024/03/29 BleepingComputer — 3月29日に Red Hat が公開したのは、最新のデータ圧縮ツール/ライブラリである XZ Utils にバックドアが見つかったという警告である。同社は、Fedora の開発版/実験版を実行しているシステムの使用を、直ちに停止するようユーザーに求めている。Red Hat は通知で、「FEDORA 41/FEDORA RAWHIDE INSTANCES の使用を直ちに中止してほしい」と述べている。

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Gnu Library C の Root Access 脆弱性 CVE-2023-6246:影響を受ける Linux の範囲は?

Root Access Vulnerability In Gnu Library C (Glibc) Impacts Many Linux Distros

2024/01/30 SecurityAffairs — GNU Library C (glibc) に存在する4件のセキュリティ脆弱性が、Qualys Threat Research Unit により発見されたが、その中には、CVE-2023-6246 として追跡されているヒープベースのバッファオーバーフローの欠陥も含まれる。GNU Library C (glibc) は、Linux などの Unix 系オペレーティング・システムに不可欠な、システム・サービスを提供するフリーのソフトウェア・ライブラリである。

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CISA KEV 警告 23/11/21:Linux の Looney Tunables を悪用リストに追加

CISA orders federal agencies to patch Looney Tunables Linux bug

2023/11/21 BleepingComputer — Qualys の Saeed Abbasi は、「この脆弱性 CVE-2023-4911 の悪用により、Fedora/Ubuntu/Debian などのプラットフォームにおいて、完全な root アクセスが不正に取得されるため、システム管理者は迅速に行動すべきだ」と警告している。また、今日になって CISA は、この Linux の不具合を Known Exploited Vulnerabilities Catalog に追加した。さらに CISA は、この脆弱性を、悪意のサイバー行為が頻繁に発生する攻撃ベクターのリストに取り込み、連邦政府企業に重大なリスクが生じていることを指摘した。

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GNOME Tracker Miners の脆弱性 CVE-2023-43641 が FIX:1クリックで RCE にいたる

GNOME Linux systems exposed to RCE attacks via file downloads

2023/10/09 BleepingComputer — GNOME デスクトップ環境を実行している Linux システム上の、オープンソース libcue ライブラリに存在するメモリ破壊の脆弱性により、攻撃者に任意のコード実行を許す可能性がある。libcue は、Cue Sheet File を解析するために設計されたライブラリであり、Tracker Miners File Metadata Indexer に統合され、最新の GNOME バージョンではデフォルトとして取り込まれている。Cue Sheet (CUE) ファイルは、CD のオーディオ・トラックの長さ/曲名/ミュージシャンなどのレイアウトを取り込んだプレーン・テキスト・ファイルであり、通常は 、FLAC オーディオ・ファイル・フォーマットとペアになっている。

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GNU C Library の脆弱性 CVE-2023-4911:PoC エクスプロイトが登場し始めた

Exploits released for Linux flaw giving root on major distros

2023/10/05 BleepingComputer — GNU C Library の Dynamic Loader に存在する深刻度の高い脆弱性を介して、主要な Linux ディストリビューション上でローカル攻撃者が root 権限を取得するという、PoC エクスプロイトがオンライン上で提供されている。Looney Tunables と名付けられた脆弱性 CVE-2023-4911 は、バッファオーバー・フローに起因するものであり、デフォルトでインストールされている Debian 12/13 および、Ubuntu 22.04/23.04、Fedora 37/38 に影響を及ぼす。

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Looney Tunables という Linux の脆弱性:glibc に存在する危険なバッファ・オーバーフロー

New ‘Looney Tunables’ Linux bug gives root on major distros

2023/10/03 BleepingComputer — Looney Tunables と呼ばれる、新たな Linux の脆弱性が判明した。GNU C ライブラリの ld.so ダイナミック・ローダーに存在する、バッファ・オーバーフローの弱点を悪用することで、ローカル攻撃者が root 権限を取得することが可能になるという。GNU C ライブラリ (glibc) は、GNU システムの C ライブラリであり、大半の Linux カーネル・ベース・システムに含まれている。glibc が提供する機能には、open/malloc/printf/exit などのシステムコールが含まれ、また、典型的なプログラム実行に必要な機能も含まれる。glibc 内のダイナミック・ローダーは、glibc を使用する Linux システム上でプログラムの準備と実行を行うため、最も重要なものである。

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CISA 警告:Linux の深刻な脆弱性 PwnKit CVE-2021-4034 に直ちにパッチ適用を

CISA warns of hackers exploiting PwnKit Linux vulnerability

2022/06/29 BleepingComputer — CISA の悪用脆弱性リスト (KVE:Known Exploited Vulnerabilities Catalog) に、 Linux の深刻な脆弱性 CVE-2021-4034 が追加された。この PwnKit と呼ばれる脆弱性は、すべての主要ディストリビューション (Ubuntu/Debian/Fedora/CentOSなど) で使用されている、Polkit の pkexec コンポーネントで発見された。PwnKit とは、デフォルト設定の Linux システムにおいて、その悪用に成功した非特権ユーザーに、完全なルート権限を許してしまうメモリ破壊の脆弱性である。

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Linux Polkit の深刻な脆弱性 CVE-2021-4034:PoC エクスプロイトが登場?

Linux system service bug gives root on all major distros, exploit released

2022/01/25 BleepingComputer — Polkit の pkexec コンポーネントには、脆弱性 CVE-2021-4034 が存在し、また、主要な Linux ディストリビューションのデフォルト設定に含まれているという。CVE-2021-4034 は PwnKit と名付けられ、その起源は 12年以上前の pkexec の最初のコミットまで追跡されており、すべての Polkit バージョンが影響を受けることになる。

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簡単に悪用できる Linux の脆弱性を GitHub が公表

GitHub Discloses Details of Easy-to-Exploit Linux Vulnerability

2021/06/11 SecurityWeek — 今週のこと、GitHub は Linux に存在する、root 権限取得の脆弱性を公開したが。この脆弱性は、数多くの Linux ディストリビューションににおいて、デフォルトで搭載されている認証サービス polkit に影響するものだ。このセキュリティ・ホールは、GitHub Security Lab の Kevin Backhouse により発見されたものであり、詳細に関するブログとビデオも公開されている。

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