2021年 Q1 の DDoS 攻撃は前年比較で 31% 増

DDoS Attacks Up 31% in Q1 2021: Report

2012/05/17 DarkReading — DDoS 攻撃の発生件数だが、2021年 Q1 では約290万件を記録し、2020年の同時期と比較して 31% の増加を示している。Netscout の Atlas Security Engineering & Response Team (ASERT) は、DDoS 攻撃の頻度は昨年と同様に、高いレベルを維持すると予想している。研究者たちは、2021年 1月/2月/3月の各月において、90万回以上の攻撃を記録したと述べている。

このような DDoS 発生数が継続してしまうと、昨年に記録された 1,000万回というレベルを超えることになる。通常、1月と2月は、DDoS 攻撃が最も少ない月であるだけに、こうした活性化は異常であると、研究者たちは述べている。ちなみに、2021年 1月の 972,000件という発生数は、2020年5月の観測データを上回り、1ヵ月あたりの最高攻撃記録を更新している。

この記事の参照先である NETSCOUT には、より詳細な情報があります。2021年 Q1 の DDoS 攻撃の最大規模は 480 Gbps で、最大スループットは 675 Mpps で、最も人気のある攻撃タイプは UDP。また、2020年 Q1 との比較において、ヘルスケアを狙った攻撃は 53% 増、教育関係は 41% 増ですが、Netflix や Zoom といった一般的なオンライン・サービスは 20% 減とのことです。人々の生活に密着していて、なおかつ、ガードの甘い領域へと、ターゲットが移行しているような気がします。

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