ロシアの Hydra ダークウェブを摘発:ドイツ当局が $25M 相当の Bitcoin を押収

Germany Shuts Down Russian Hydra Darknet Market; Seizes $25 Million in Bitcoin

2022/04/05 TheHackerNews — 3月24日にドイツの連邦刑事局 (Bundeskriminalamt:BKA) は、これまでの累計で $5 billion 相当の Bitcoin 取引を行ってきた、世界最大の違法ダークウェブ Hydra を摘発したと公表した。BKA はプレスリリースで、「このマーケットプレイスに起因するものとして、現時点で €23 million 相当の Bitcoin が押収された」と述べている。ブロックチェーン分析会社である Elliptic は、2022年4月5日に 543.3 BTC に相当する、88件の取引に対して摘発が行われたことを確認している。

同庁は、Hydra の停止について、2021年8月以降に Central Office for Combating Cybercrime (ZIT) が、米国の法執行当局と連携して行った大規模な捜査活動の結果であるとしている。

2015年に立ち上げられた Hydra は、すでに停止している Russian Anonymous Marketplace (通称RAMP) と競合するものとして開設された、ロシア語のダークウェブ・マーケットであり、麻薬に関する取引が主体だったが、その後に偽造文書や盗難クレジットカードへと対応範囲を広げていた。

Flashpoint は 2021年5月のレポートで、「現在、このサイバー犯罪者たちは、クレジットカード/SIMカード/偽造文書/ID などの不正取引を行うために、また、マネーロンダリングなどを通じてデジタル取引を難読化するために、Hydra を使用している」と指摘していた。

Hydra の取引額は、2021年で $1.6 billion を超えると推定され、2016年の $6.6 million から驚異的な上昇を記録している。2022年 Q1 の売上高が $424.2 million だったとされる、このダークウェブ・ショップは、ビットコイン・バンクミキサーも備えており、同プラットフォーム上で行われるデジタル取引を難読化し、法執行機関による暗号通貨の追跡を困難にしていた。

現在、Hydra への訪問者は、「このプラットフォームと犯罪コンテンツは、Attorney General’s Office in Frankfurt am Main の代理である連邦刑事局 (Bundeskriminalamt) の、国際的な法執行活動により押収された」というバナーで迎えられる。

Hydra の消滅は、ロシアの4つのカードショップ Ferum Shop/Sky-Fraud/Trump’s Dumps/UAS などの犯罪マーケットプレイスに対して、UniCC や Canadian HeadQuarters などの法執行機関が行ってきた措置に続くものとなる。

Hydra ですが、2022年 Q1 の売上高が $424.2 million というのは、かなりのものですね。2月13日の「2021年のランサムウェア総被害額は $602 M:トップの Conti は $180 M も稼いだらしい」と比べると、売上ベースでは Hydra が大きく上回っていることが分かります。もちろん、ダークウェブはランサムウェアほどの利益率は得られないだろうと思いますが、どちらも大きな経済になっていますね。

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