Google Project Zero の解説:5年前の Safari の脆弱性 CVE-2022-22620 が悪用された理由

Google Researchers Detail 5-Year-Old Apple Safari Vulnerability Exploited in the Wild

2022/06/20 TheHackerNews — Google Project Zero の最新レポートによると、今年の初めに野放しで悪用されていた Apple Safari のセキュリティ欠陥は、もともと2013年に修正され、2016年12月に改めて問題とされたものだ。この脆弱性 CVE-2022-22620 (CVSS : 8.8) は、WebKit コンポーネントの use-after-free に起因するものであり、特別に細工された Web コンテンツの一部により悪用され、任意のコード実行を許す可能性があるというものだ。

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ロシア政府による TLS 認証局 (CA) の設立:Yandex/Atom ブラウザで経済制裁に対抗

Russian Pushing New State-run TLS Certificate Authority to Deal With Sanctions

2022/03/11 TheHackerNews — ロシア政府は、ウクライナへの軍事侵攻に伴う西側諸国の制裁措置により発生した、Web サイトへのアクセスに関する問題に対処するため、独自の TLS 認証局 (CA) を設立した。Gosuslugi パブリック・サービス・ポータルに掲載されたメッセージによると、ロシアの Ministry of Digital Development は、TLS 証明書の取消/失効に際して、発行/更新を処理する国内代替機関を提供する予定とされる。このサービスは、ロシアで活動する全て法人に提供され、要求に応じて5営業日以内にサイト・オーナーに証明書が届けられるという。

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Apple Safari の WebKit に脆弱性:same-origin ポリシー違反による情報漏洩

Safari bug leaks your Google account info, browsing history

2022/01/17 BleepingComputer — Safari の WebKit エンジンに搭載されている、IndexedDB API の実装に問題が発見された。この欠陥を悪用された場合、リアルタイムでの不正な閲覧活動や、ユーザーの個人情報などが漏洩する可能性がある。IndexedDB は、広く使われているブラウザの API であり、容量制限のない汎用性の高いクライアント・サイドのストレージ・システムである。

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14種類の XS-Leaks 攻撃:Chrome/Edge/Safari/Firefox などに影響する

14 New XS-Leaks (Cross-Site Leaks) Attacks Affect All Modern Web Browsers

2021/12/06 TheHackerNews — 研究者たちは、Tor Browser/Mozilla Firefox/Google Chrome/Microsoft Edge/Apple Safari/Opera などの最新 Web ブラウザに関連する、14種類の新しいクロス・サイト (X S) データリーク攻撃を発見した。これらのバグは、 XS-Leaks と総称され、悪意の Web サイトを成立させるものだ。

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